生徒様からこんなご質問を頂きました。
「先生ってナメられないようにしないと
いけないですか?(笑)
私はどっちかというと弱気な性格で、
それだとナメられるよって
前に他のスクールで
言われたんです(^-^;」
なるほど!(笑)
ナメられないように!ですか!
確かにお教室業をしていると
色々な方がいらっしゃるので、
言いたいことは分からなくも
ありません(^-^;
ある程度は規律をしっかりしたり、
生徒様側からも一定の良識ある態度を
とって頂けるように
振る舞うのは大切なことです。
あまりにも生徒様に
翻弄されてしまっては
運営が成り立ちません。
ただ、だからと言って、
あからさまな上から目線は今の時代、
あまり好まれません。
弱気で控えめな性格の方が
一生懸命誠実に教えるくらいの方が
好まれる印象があります。
なので、そこは大丈夫です!
ひと昔前であれば、わりと、
先生=エライ
という前提がまかり通っていました。
数十年前まで遡れば、
学校の先生なんかも、今よりも
尊敬されていませんでしたか?笑
今も、習いごとの種類によっては
その名残が強い場合もあります。
ママ同士で
子どもの習い事の話なんかになると、
結構、聞いていて
「それは随分、
先生の立場が強いな~!」
と感じるようなお話もあります。
「ウチの方針に合わないなら
よそへどうぞ!」
と強気な方も中には
いらっしゃるようです。
ものすごく力があって
有名な先生であれば
そのままでもやっていけると思います。
ただしその一方で、
先生側が強かった時代のスタンスを
曲げられないばっかりに、
今の風潮に上手く適応できず
衰退してしまう例もあります。
一般的に考えると、
今の時代、もはや先生は
どの分野でもそんなに
偉くありません(^▽^;)
なので、これから新規参入する先生は
一定のルールは示しながらも
決して自己都合を押し付けるようなことはせず、
常に生徒様目線に立った運営を行い、
柔軟に感じ良い対応ができる
コミュニケーション能力の高い先生
を目指して頂くのが良いと私は
思っています。
そう言えば・・・なお話ですが。
知人に、とある科のクリニックを
開業した方がいるのですが、
以前、その先生のお話を聞いていたら、
それこそ、「患者さまさま!」という感じで
ものすごく低姿勢で
集患にあたっていらっしゃるようでした。
よく分かっていなかった私は
「え!!
そこまで腰低くする必要ってありますか!?
”診てあげる側”じゃないですか?」
と、思わず言ってしまったのですが。
そうしましたら、
「はぁ!?
そんな考えでいたら
あっという間に淘汰されますよ!笑
今の時代、もはや
我々は”診させて頂く立場”
ですから!笑」
と、即答で突っ込まれました(^-^;
ちなみに、Googleとか
ネットの口コミもすごく
気になるそうです(笑)
国家資格もちで、
食いっぱぐれはあり得ない分野の
”先生”ですら、一経営者となれば、
決して偉ぶる立場ではやっていけない
ということなんだなぁ・・・
としみじみ
感じたことを思い出しました。
このように、
もはや先生はエライ時代では
ありません(^▽^;)
「先生」と呼ばれる職種で
何かと目の前の生徒様から
気を遣って頂ける立場にいると
どうしても「気位」が高くなってしまいがち
かもしれませんが・・・
先生業は、今や接客業
です。
ただ、接客業にも、規約は必要です。
特にこちらがエライわけでもないけれど、
ルールはルールとしてお守り頂き、
それ以外の部分では
変に上下関係を強く敷いたりしなくても
生徒様とは良い関係を築けるものだと、
実体験を通しても思うところなのです。