「ハンドメイドでお教室をやるより、
最初から起業コンサル系のことを
やった方が良いと言われて悩んでいます。
そうでないと儲からないよ、と。
でも、
お教室業でまだ結果を出していないのに
やり方を教えるビジネスをやる
って、おかしくないですか?
どうしてもそこが引っかかって
動けません。」
というご相談を頂きました。
生徒様ともお話の中でこの件が
話題になることは実際多いので、
許可を頂き、
今回記事にさせて頂きます。
最初にことわりをしておきますと、
これについてはもちろん、
私とは真逆の考えの人もいると思います!
私としても、
他のやり方や考え方を全て否定することは
したくありません。
色々な考えや教えがありますし、
結局はその人に合うか、
合わないかの違いだとも
思ってますので。
ですが、このご相談者様は
上記のような考えが合わないと思って
私にご相談下さっていますので、
ここは私の価値観で一つ
語らせて頂きますね(^-^;
私としては基本的に、
このご相談者様の感じる疑問の通り
だと考えています。
そこのおかしさに気づける感覚は
大切だと思います。
数年前からの流行りみたいな部分も
大きいかとは思いますが、
本人が出来ていないことを教えるビジネス
というのが、
割と普通に出回るようになりましたし、
それを勧められるケースも多いようです。
無形なだけに一見、
誰にでも出来そうに見えるのか、
起業に憧れる人を、とりあえず
コンサルタントに仕立ててしまおう!
というのは
特にありがちです^^;
ですが、
起業したいけど、
やりたいことが決まらない人や、
ただ会社員を辞めて自由になりたい人が
これと言ってスキルや経験もなく、
いきなり起業コンサルタント
として起業する
というのは、
冷静に考えれば
ちょっと無理があることが
分かるかと思います。(^-^;
本人が起業によって現状、
収入という結果はほぼ得られていないのに
人からお金をもらって
起業について教えようとする
という状況はやっぱり、どう考えても
おかしいですよね(^^ゞ
単に経験があるだけで、
結果が伴っていないのですから。
という例が本当にたくさんあります。
例えば、
就活経験者の先輩が
「エントリーシート添削・面接特訓の
サービスを始めました!」
と言っても、その人が実はまだ
1件も内定をもらっていなかったら
「詐欺だ!」
と思いませんか?(^^;)
つまり、
起業しているからと言って、
人に起業を教えられるわけではなく、
起業して、それなりの利益まで出して初めて
教える側に行けるのでは
ないでしょうか(^-^;
もちろん、成功や結果の定義は
人それぞれですので、
月商いくら以上でないとダメとか、
そういう決まりはありません。
■ご自身が達成できているレベル
までのことを教える
■身の丈に合ったお客さまに向けて
発信する
という形であれば、
全く問題ないのです。
ただ、少なくとも、
一定レベルまでは自分自身が
結果を出してからでなければ、
人に教えることは
出来ないはずなのです。
なので、
最初から起業コンサルを名乗る!
というのは、やっぱり
よほどの勝算がない限りは
やめた方がいいのではないかな、と。
こういう実体のないスタート
をしてしまうと、
後々しんどくなってしまいますので、
私としてはやっぱりおすすめしません。
ハンドメイドから入るなら、
最初は普通に販売業やレッスン業で
経験を積んで、実績を作って
頂きたいと思います。
そうなってからなら、自信を持って、
堂々と人にやり方を教えることも
出来るようになります( *´艸`)
私自身も、
そういう道筋をたどってきて、
10年以上続いた今となっては、
ちゃんと信念をもって、
生徒さまに運営を教えることも
出来るようになりましたから♪
要は、
焦らないで本質を見て頂きたい
ということです。
そんなお話をさせて頂きましたら、
ご相談下さった方も、
「本当に!そうだなと思いました!
モヤモヤの正体を先生と一緒に
整理してもらえてスッキリしました。
まずは目の前のお仕事で
レベルアップを目指します!」
と言って下さいました。
その分野で長く結果を
出すことができれば、
ゆくゆくはコンサル寄りのことも
自然と出来るようにはなってきます。
そして、
そちらも兼ねていった方がより
成長できるのは確かに事実
だと思います。
ただ、そこに至るまでの道のりを
強引にショートカットすることは
できるだけ避けた方が良いですよ、
というお話でした。
視点を遠くに定めて、
歩むべき道のりを把握して
進んで行きましょう。