私達の身体は日々進化していて、言い方悪く言えば死に向かって、老いに向かって進んでいます。
誰も、生に向かって生きている訳ではありません。
だからこそ、一分一秒、一日たりとも無駄にしてはいけないのです。
って、考え方はちょっとネガティブかもしれませんが、究極を言えば、そういう事になると思います。
でも、老いに向かってって思うと、気持ちもブルーになってしまうから、その老いに向かっている自分自身をいかに心身共に若く保つかが問題なのだと思います。
女性は二十歳を過ぎた頃をピークにどんどん老化が始まると言われています。
これから花盛り!って時にそういう時期を迎えるんですね、悲しい事に。
そして、熟年を過ぎる頃には、閉経やら更年期やらと様々な事が待ち構えています。
その頃には、抜け毛や肥満、骨粗鬆症・・・ありとあらゆる女性特有の悩みが出て来ます。
歳を重ねると、エストロゲンと言う女性ホルモンが減少して来るのですが、このエストロゲンは残念な事に減少する一方で、自らの身体で作り出す事は不可能です。
だからこそ、それに似た物を身体に取り入れる事で老化を防ぐ、又は遅らせるのです。
アロマのエッセンシャルオイルにはそういった女性に嬉しいオイルが沢山あります。
ジャスミン、クラリセージを始めとするオイルは女性のと力強い味方として有名です。
勿論、お花のオイルを用いるのも良い事です。
ローズを始めとする、ゼラニウムもイランイランもラベンダーもカモミールも良いと思います。
それから、昔、華道を習っていた若い頃に、どうしても苦手な植物が幾つかありました。
その中の一つに、ウイキョウの黄色い花がありました。
若い頃に受け付けなかったのは、そういう女性特有のホルモンバランスの悩み等なかったからでしょう。
このウイキョウはフェンネルとも言います。
フェンネルもはセリ科の植物で、種子から採れるオイルですが、中世ヨーロッパでは、魔女の呪い除けとして使用されていた事があったそうです。
魔女も女性ですが、ホルモンバランスでは悩まなかったのでしょうか・・・。
このフェンネルを好む女性は何かとホルモンバランスでお悩みの様です。
歳を重ねる毎に好みの香りも、自分の身体に合うオイルも変化して来ます。
フェンネルの香りが嫌ではなく、受け入れて使用している私自身も、お客様にアロマを施しながらもその香りで癒されているのかもしれません。