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「鯛めし」というと松山の鯛を乗せて炊き込んだご飯や、松江の鯛をほぐして薬味と一緒にご飯に乗せたものを最初に思い浮かべる人が多い気がする。
でも宇和島の鯛めしも美味しいの。
いちばん庶民的な感じで、贅沢な卵かけご飯と言ってもよいかもしれない。
生卵が嫌いでなければ、ぜひ。
私のおすすめはかどや。
宇和島お店は「家族で思い立って」もしくは「仕事帰りにちょっと寄る」といった雰囲気のとても気軽なお店なのに対して、東京のかどやは「きちんとお食事に行く」という雰囲気だけれど。
ちなみに私が最初に食べたのは松江の鯛めし。考案者である皆美のお店が銀座にあって、家族で時々食事に行っていたから。
会席料理の最後に出てくる鯛めしは贅沢なお茶漬けという感じ。
もちろん本業であるところの旅館もとても素敵なところで、大好きな松江の大好きな旅館だ。
お部屋も温泉もお料理も本当に素敵なのだけれど、何よりスタッフの方がとてもよい。子どもに対してもきちんと敬意を持って接してくれる。
数年前に息子とふたりで泊まったときも、変わらず素晴らしかった。
玉造温泉にある皆美も同じく素敵だった。玉造温泉は街全体の雰囲気もとてもよい。街が街として機能していて、玉造温泉であろうとし続けているように思う。
外国人スタッフが増え過ぎて微妙になってしまった旅館がとても多いけれど、仕方ないのかもしれないけれど、どうかこのまま頑張ってほしい。
ついでにますます勢い付いている某Hリゾート系列の旅館・ホテルのよう高級旅館(もどき)のようにならないでほしい。そんな心配はいらないだろうけれど。
なんだかとても松江に行きたくなって来た。
ゴールデンウイークか夏休みに行こうっと。
堀割りの舟からの天守。
宍道湖。
