え〜、陳情令の記事が続いておりますな。
いやもう最後まで突っ走るよオレぁ!
ってことで、陳情令なくてはならない人物、鬼将軍こと温寧(ウェンニン)について吠えたい。
例の如くネタバレの嫌な人は読まないでね。
温情(ウェンチン)と温寧(ウェンニン)は温氏の傍系の主家生き残りである。
野望バリバリの本家とは一線を画してひっそりと暮らしていた医療に特化した傍系の一族なのだが、温氏宗家にどうやら迫害されていた感じ。
そして、ドラマでは宗主温若寒(ウェン・ルォハン)が陰鉄を扱う時、体にダメージがくるので天才温情(ウェンチン)を側に置いている設定。
この残酷で自己中な宗家と関わりたくない温情(ウェンチン)だが言うことを聞かないと自分の一族を処分すると脅されている。
特に大事な弟を害すると。
温情(ウェンチン)は渋々宗主の側に仕えるしかなかった。
これはドラマ設定。
なんたって「陰鉄』はドラマオリジナルだからね。
原作では宗家に命じられて、というかやはり脅されて医者として拠点の1つを受け持っているけど宗家の非道な行いには関与していない。
ドラマの方が温氏の横暴を事細かく描いている。
幼い頃から病弱な弟を慈しむ温情姉さん。
病弱なうえ気も弱い温寧は温の宗家やその門下生からバカにされいじめられている。
そんな温寧だけど実は武芸、特に弓の才能に恵まれていた。
いじめられっ子温寧を救い才能を認め自信を与えてくれたのは魏嬰(ウェイイン)
温寧(ウェンニン)にとって魏嬰はヒーローであり恩人になった。
弱虫な自分を変えてくれた魏嬰が窮地に立たされた時、温寧は必死で助ける。
宗家の次男・温晁の手で牢につながれた魏嬰にこっそり温情の薬を届けたり(ドラマオリジナル)捕らえられた江澄を救出するのに協力したり温情の所に匿ってもらったり。
我が身の危険を顧みず行動する温寧、強くなったね温寧、いい子や温寧!
なのに、なのに、本家に逆らって魏嬰達を助けていたのに、温氏が滅ぼされ実は戦場に出ていなかったくせに終わった途端、財力にモノを言わせて専横を極め始めた金氏の手によって殺されてしまう。
この、敵だった一族は有無を言わせず皆殺しって奴は歴史あるある、人類あるあるだよね。
文化人類学者のダイアモンド博士によると、原始社会ほどこの傾向が強くて、脳が進化するとともに他のグループに属する人々への思いやりや共感ってのが生まれてくるらしい。
どーもね、世界の指導者達のものの考え方や行動は進化していない原始脳に近いって気がしてるのはオレだけだろうか…
宗家次男、残虐な性格の温晁に見つかったらヘタしたら殺されちゃうのに頑張って魏の若様にお薬を届ける温寧。
けなげだ。
酷い殺され方をする温寧。
金氏の役人達によって殴る蹴るの暴行をうけ、最後には金氏の旗なのかな、アレは?先端の尖った旗竿で腹を刺されて死ぬ温寧。
原作では殺された。
ただ、ドラマではまだわずかに息があったっていう設定。
何度も言うが、死体が動いてキョンシーになるのはご法度なのだそうだ。検閲で引っかかるのでわざわざセリフで「あの時はまだわずかに息があったから私は死んでいない」と、わざわざ、繰り返そう、わざわざ、言わせている。
や〜、あの状況で息があるとか絶対ないよねー、って感じだったけどね。
酷い雨、温氏の人々の死体が折り重なった泥の中から弟・温寧を見つけ号泣する姉の温情(ウェンチン)
その姿を見て魏嬰は詭道を使い温寧を蘇らせる。
普通、詭道で死者を蘇らせると自我を失っちゃうのね。
案の定、温寧(ウェンニン)は暴走して金氏の役人を惨殺して(そりゃ自分をなぶり殺しにした連中ですから、視聴者的にはやったれ、みたいな感じなんだけど)挙句敵も味方もわかんない状態。
それを魏嬰(ウェイイン)はなんとか自我を取り戻させようと頑張るわけです。
だって恩人、温情に約束したから。
なんとなく温情は魏嬰のこと、好きになったのかなぁって描写があるかと。
でも自分の気持ちは絶対に言わない。
魏嬰と藍湛の互いを特別に思い合っているのを察したような描写も。
藍湛から魏嬰宛ての手紙が届いた時、その文字をじっと見つめてそれから手紙の藍湛の署名を大写しにするシーンがあるんだよね。
それで恋心を封印したのかなって感じの描写だと思うんだけど。
美人で有能で気は強いけど優しくて健気な温情。
金氏に殺されて灰にされちゃうなんてあまりに哀れ。
魏嬰のおかげで自我を取り戻した温寧。
しばらくは乱葬嵩で穏やかな日々を送りまする。
自我を取り戻した温寧(ウェンニン)は首にひび割れこそあるものの(基本死体だからね)ちゃんとした目になっています。
乱葬嵩で取れた大根を街で売る温寧、可愛い。
強大な力を持っているけど生きている頃からとても優しい性格の温寧なので街の人達に「ビンボー人が邪魔じゃー」みたいなことされても絶対乱暴はしない。
これがいざ魏嬰が危ない、とかなったら尋常でない力を発揮する。
ギャップ萌えってこういうのだよねっ!
これは自我を失った状態の温寧(ウェンニン)
目、全体が真っ黒。
このシーンは16年前、金氏が温寧を戦力にしたくて他の仙門や世家には「温寧は完全に灰にした」と嘘ついて保管していたのが魏嬰の笛の音に反応して逃げ出し魏嬰を助けに来たとこね。
頭に温寧をコントロールするための釘を何本も打ち込まれている。
この釘の技術の持ち主はシュエヤン。
釘の技術については後々、義城編で吠えさせていただきたい。
何をやってもコントロールできないので太い鎖で繋いでいたのに、魏嬰の笛で半分ほど自我を取り戻した温寧は引きちぎってかけつけます。
良い子や、温寧。
ちなみに蘇渉(スーショー)の笛で操られた時には瞳が2つになってます。
このコンタクト、ほんっとに辛かったらしく、普通の状態なら五分も着けられないと本人が言っております。
それでも真っ黒コンタクトでワイヤーアクションをこなした温寧役のユービン君、激好み!!!
腕の鎖は金氏の所に繋がれていた時の名残。
こんな太い鎖で体もぐるぐる巻きにされていたのに魏嬰の笛の音で引きちぎってきた。
強いぞ温寧。
本能に刻まれたように魏嬰の側にひっそりと隠れていた温寧。
魏嬰が頭の釘に気づいて抜いてくれます。
そして完全に自我を取り戻した温寧君、常に魏の若様の側にひっそりとおります。
皆に見つからないようにほんっとにひっそりと、必要な時にはすぐ駆けつけられるように。
そんなだから酔っ払って本音ダダ漏れの藍湛に嫉妬されちゃって大困惑。
含光君のくせに酔っ払うと子供みたいに嫉妬心露わにしちゃって、それはそれで美味しい藍湛。
魏の若様の大好きな人だから自分も大事にお仕えしているつもりの温寧はほんっとにわけわからず困り果てるシーンが出てきまする。
お前、普通に入ってこいよ、と呆れられる温寧。
凶屍だから普通の人間の感覚、すっぽり抜け落ちている温寧、可愛い。
魏の若様のために働くのが嬉しい温寧、健気。
すでに凶屍だから皮膚も体も硬いし基本的に物は食べない。
でも16年前、結婚衣装を魏嬰に見せるために乱葬嵩の近くの街までやってきた師姉から鶏とレンコンのスープを貰った時は一口すすった。その後、ちびっ子の阿苑に持って帰って食べさせてあげたいって煮物椀を大事に持っている姿とか、ほんっとにええ子や〜って感じで可愛い。
原作では屍体だって感じが強調されているから一切口にしない。
ドラマ終盤、ラスボス金光瑤(ジングァンヤオ)の企みを暴くため乱葬嵩に向かう魏嬰と藍湛が出くわした温寧。
お前、その格好、何やってんの?と呆れる魏嬰に、こっちは危ないから村の人達が来ないよう化け物の噂流して、それでもやってくる人達は泥と草に化け物に扮して追っ払っていたという温寧。
ほんっとに優しい子である。
可愛い!
化け物のふりがコレかい!
マジ可愛い!!
乱葬嵩で金光瑤の企みが暴かれ魏嬰の濡れ衣も晴らされ温寧が皆を守るため物凄く頑張って、でも全員ヘロヘロだったので近くの江氏の拠点、蓮花塢に船でたどり着いたシーン。
最初は「おお鬼将軍だぁ」とビビっていた若者達だけど、義城でも助けてくれたし、乱葬嵩でも自分達を必死で守ってくれたし、なんかニコって笑うし、もしかして鬼将軍、そんな怖い凶屍じゃないかも、むしろ親近感わかね?と親しみを覚え始めてる。
そんな雰囲気が気に入らない金稜(ジンリン)
だって温寧は自分の父を殺した仇だから。
金稜が口を極めて罵倒し剣を向けてもただ項垂れて詫びる温寧。
金稜としては怒りの向けどころがますますなくなってしまって激昂しちゃう。
しかも周囲の同期達も全員、温寧を庇うし。
剣を放せと言われて「放すもんか、これは父上の剣なんだ」と泣き出しちゃう金稜。
気持ちわかるよ、もう誰を恨んでいいかわかんないんだよね。
恨みたい人達、魏嬰も温寧もとってもいい人でしかも自分を大事にしてくれてるってわかるだけに。
この画像は最終回のシーン。
温寧の隣にいる姑蘇藍氏の藍思追(ランスージェイ)が実は従兄弟の子、温苑(ウェンユエン)あのおチビの阿苑(アーユエン)だと悟った温寧は最初、そっと話しかける。
そんな温寧を嫌わずきちんとお話する思追も良い子だ。
魏嬰と温氏の人達が暮らしていた乱葬嵩の思い出話しをしてやるシーンがドラマでも原作でもあるんだが、とてもほのぼのしている。
阿苑(アーユエン)としての記憶がない藍思追(ランスージェイ)なんだが、何故か鬼将軍に親しみを感じてしまって若造の中で一番に親しくなっちゃう。
温寧は本当のことは告げず、ただ魏嬰の思い出として「若様は阿苑を大根になったら育ちがいいんだぞ、って畑に首まで埋めちゃったり」と魏嬰にとっては恥ずかしい思い出話を。
江澄が怒るから館の中に入らないっていう温寧に付き合って思追(スージェイ)は門の所で一緒にお喋り、最初は近くで声が入るように、次第にカメラが引いて遠目で笑い合う二人を映す。
なんとも心に沁みるシーンだ。
こちらは江澄に「剣を抜け」と迫る温寧。
江澄(ジャンチョン)の姉の夫を操られていたとはいえ(原作では単なる暴走)殺してしまい結果、師姉をも死なせる結果になったことを悔いて絶対に江澄には逆らわない温寧なんだけど、あまりに魏の若様が不憫すぎて飛び込んできてしまう。
そして魏の若様が姉の温情に頼んでお前に金丹をうつしたんだ」と秘密を暴露、江澄大ショックでパニクるって流れだ。
後々、本人は口止めされていたのに魏の若様の言いつけを守らなかった、としゅんってなっちゃうんだけど、視聴者は「うん、よく言った温寧」って気持ちだよ。
おかげで藍湛も真実を知ることが出来たし、愛はますます深まるしね!
ラスボス金光瑤(ジングァンヤオ)に皆がとっ捕まっていた時、聶懐桑(にえほわいさん)の兄、金光瑤の企みで非業の死をとげた明玦(みんじゅえ)の刀、覇下(バーシア)の刀霊に取り憑かれてやってきた温寧。
画像は刀霊に操られた状態。
死人が動いてはいけない縛りの中、原作では屍体の明玦(みんじゅえ)がやってくるけど、ドラマでは刀が明玦の体に引き寄せられるようにしてやってくる。
魏嬰のおかげですぐに温寧は刀霊の支配から抜け出すけど、豪雨の中登場する温寧は実にカッコよかった。
演じているのは于斌(ユービン)って役者さん、この方の演技のおかげで温寧ってキャラに厚みが出たと思う。
今まで素手で凶屍をなぎ倒し破壊していたと思ったら魏の若様の側でにこ、と笑ったり怒られてしゅんってなったり「鬼将軍」と人々からビビられて内心しょんぼりしたり阿苑(あーゆえん)こと藍思追(らんすーじぇい)が親しく話しをしてくれるからすっごく喜んだり番外編で「叔父さん」呼ばわりされてスネたり、大仰な演技ではなく、そこはかとない表情や仕草の変化で表現した于斌(ユービン)は今後が楽しみな役者さんだ。
これで30歳とか信じられん…
全てが終わり、自分は昔、阿苑(あーゆえん)と呼ばれ魏嬰や温寧から可愛がられていたってことを思い出した藍思追(らんすーじぇい)とともに温氏の墓をたてに旅立つことにした温寧。
あ、もちろんこの温氏はお姉ちゃんやおじちゃん達の、自分の一族であってあの非道な本家連中のではない。
一緒に行こうか、っていう魏嬰に「これからは自分一人でどう生きていくか考えたい」と自立した温寧。
まぁ、もう死体なんだけどね。
ちょっとさみしそうな顔する魏嬰、藍湛と二人の後ろ姿を見送る。
結局、スピンオフの「生魂」を見ると姑蘇藍氏の雲深不知処に思追(すーじぇい)と一緒に帰っていってるけどね。
原作でも相変わらず側にいて、藍氏の若造達が夜狩りに行く時には必ず護衛のように付いていってるし、若造達に懐かれてるし、おかげでカンカンに怒った藍啓仁(らんちーれん)叔父様に若造達は罰を受けてるしね。
罰を受けても温寧や魏嬰に引っ付いて回る若造達も可愛い。
ドラマでは「温寧にいい嫁探したい」ってセリフまであるしな。
愛されっ子No.1な温寧である。
もう円盤が発売されていると思うけど、この生魂もぜひ見てもらいたい。
人気が出て魏嬰役、シャオジャンはギャラが爆上がりして出てもらえないんだけど(本人が出たくても事務所が許可ださない)その後の温寧がどう過ごしているかよくわかるお話。
甥っ子の思追と仲良しこよしな姿も必見である。
「叔父さん」と呼ばれて「先輩と呼べ」と年を気にしている凶屍である。
実際、思追は従兄弟の子で血縁なんだけどね。
スピンオフでも可愛い温寧であった。
こちら、アマプラの奴かな?
円盤ではなく直に見る奴
加入してたら料金かからないのかな?
こちらは円盤。
友達はどこから買うのか今度聞いてみよう
ドラマ版温寧
いつも懐にあなたの温寧
アニメ版温寧のコスプレ一式
イベント会場では色んな温寧がいそうだよね。
もうイベントも出ることないなぁ…
こちらは魔道祖師ミニキャラ版のようです
こちらも魔道祖師のミニキャラですね
色違い?
こちらは思追(すーじぇい)とのセット
正直、温若寒(ウェンルオハン)やら温晁(ウェンチャオ)を寝室に張る勇気はないんだが…
凶屍、温寧版
こちらは生きてる温寧
一瞬、このスマホカバーにもグラっときたんだが、結局マットなイラストのカカシ先生を買ったんだよな