くぅちゃん、プリンや、シュウ君、久しぶりにパソコン触ってるお母さんだよ。
うん、何してたって?
ツタヤで20冊1000円で漫画借りられるから「嘘喰い」借りて読んでた。
あれ、長いからまた借りてこなきゃ。
マー君、可愛い〜〜v
じゃなくて!!
メリー・ポピンズ見たらリターンズもでしょ
ってことで借りてきて観たんだよ、メリー・ポピンズリターンズ
もーね、メリー・ポピンズを愛しているから観ないだの、ジュリー・アンドリュースじゃないから観ないだの、ディズニーは好かんだの、お手軽な映画は嫌だの、そういうことはぜーーーんぶ投げ捨ててだな
この歌と踊りは観る価値ありすぎるほどあり!
素晴らしいからさっ!
ほんっと、数々の歌とダンス、自転車を使ったダンスアクション、そしてしっとりとメリー・ポピンズが子供達に歌うバラード、どれもこれも秀逸だからっ
画像もね、綺麗だよ、現代だからしっかりCG使ってそれは美しい画面造りがなされている
しかもね、メリー・ポピンズの中のアニメ動物キャラと違和感ない質感で作ってるとこがいいじゃねーか。
こういうシーンは55年前の質感を大事にした作りだよね。
でも、ガンガン現代CGの技術の見せ場みたいに作ってるシーンもある。
素晴らしい
この海のシーンは55年前の映画にはないから、安心してやりたいように作ってるよね。
海中のシーン、ほんっと美しい。
こうやってお風呂から海へドボーンなんて素敵だよね。
すごく楽しいシーンだ。
昔、小さかった二人はこんなに大きくなって、ジェーンは結婚してなくて母親と同じく女性の権利のための活動をしている。
55年前はママが婦人参政権を勝ち取るための運動やってたもんね。
弟のマイケルは結婚して三人の子供がいるけど、去年妻が病気で死んじゃった。
凹んでいる所に大事な家を取られそうになっている大ピンチなマイケル、そう、ジェーンは外へ出てアパートに一人暮らしで、マイケルがチェリー通りにある家に家族で住んでたんだけど、あの家がね、取られそうになってるわけ。
大恐慌時代で皆が大変な時って設定だから。
確かに、あの子供達が成長して三十代になった頃、大恐慌やってくるわな
悩み深きマイケル、あの小僧がこうなったか〜〜、みたいな
まぁ、別人が演じてるわけだからいいんだけど、ところが、ところが、
別人が演じているにも関わらず、お姉ちゃんのジェーン、雰囲気から顔立ちまでそっくり
一瞬、あの子役が成長して演じた?って錯覚するくらい違和感がない
え、あの子役のご親戚ですか?ってくらい似ている
これがメリー・ポピンズの子役達
マイケルはほんっと似てないよね
リターンズのジェーン
あの子が成長したらこうなるよね!
写真じゃピンと来なくても、動いてるのみたらもっと似てるから!!
まぁ、メリー・ポピンズのジュリー・アンドリュースが何故こうなる、ってくらい主人公も違うからいいんだけどね
でもね、このメリー・ポピンズがいいんだーーー!
美人だし歌もダンスも素晴らしい。
メリー・ポピンズは20世紀初頭のイギリス社会の話だから基本、子供達を厳しく躾ける女性である。だけどホントはすっごく愛しているのな。
で、ジュリー・アンドリュースのメリー・ポピンズは可愛いんだわ。
美人で可愛いタイプ、笑顔に癒やされるわ〜、みたいな可愛らしさ、これはジュリー・アンドリュースの持ち味だよね
反してエミリー・ブラントのメリー・ポピンズは男前だ。
美人でドスが効いてる。
任せろ(スターフォックスのウルフの声音で)と一言いわれたら「姐御〜〜」とついていっちゃうような気っ風の良さがにじみ出るメリー・ポピンズ
どっちもいい味出てて素晴らしいと思う。
そして、あの名作の続編を演じなければならなかったエミリー・ブラントのプレッシャーやいかに
55年前の映画からは名曲名ダンスシーンが数多く、というか全部名場面だった。
それをリスペクトしつつ構成した数々の楽曲とダンスは必見
煙突掃除人とのダンスシーンはほんっと見ごたえがある。
カットされたタップダンスシーンはブルーレイの特典に入っているのでこれも必見
きっと泣く泣くカットしたけど出来が良すぎるから特典に入れたな、ってくらいクォリティ高い
これ、ダンスだけでなく自転車アクション入れてあるんだけど、これがまた凄いとしかいいようがない。
もうね、見てくれ、ほんっと見てくれ、言葉にできないからとにかく見てくれ
舞台で「本は表紙じゃわからない」と歌う二人もね、衣装も素晴らしいけど歌とダンスがもうね、凄いねほんっと、競争率の高い場所で主要な役を掴み取る人の実力って!
このシーン、結構ドスのきいた歌をメリー・ポピンズが歌うんだけど、カッコイイんだなコレ
最初にメリー・ポピンズがチェリー通りにやってきた時はバートが相方だった。
今回は、その頃子供でどうやらバートに引っ付いていたからメリー・ポピンズのことも知っているって設定のジャックが相方だ。
独り身のジェーンとだんだんいい感じになっていくんだよね。
ジェーンにも春がv
演じているのはリン・マニュエル・ミランダ
トニー賞グラミー賞エミー賞etc、とにかくとんでもない実力のある御方がジャック役
そりゃ上手いよ。
歌もダンスもね、とんでもねぇレベルである
前の映画じゃ笑いがとまらなくてプカプカ浮かぶおじさんがいたけど、今度は定期的に家がさかさまになっちゃう従姉妹が出て来る
演じているのはメリル・ストリーブ
やはり見事な歌とダンスをみせてくださる。
あの撮影は大変だったろうなぁってくらいさかさまの家での歌とダンス、とても楽しい
今回の悪役はあのイケオジ、コリン・ファース様(様付けするよオレはっ)
前回の映画で出てきた銀行頭取の息子、ドースの甥っ子って役。
表面紳士で裏から手を回して悪どく稼いでいるっていう役柄。
最後、公園のシーンで皆が風船もらって空へ浮かんでいけたのに一人だけ浮かべなかった。
悪事がバレて罷免されて、本人、みんなが楽しそうに空に浮かんでるのみていいなぁって、自分も浮かべるかなぁって、でも結局浮かぶことができなかった悲哀が自業自得とはいえしんみり演じられていたあたり、さすがはコリン・ファース様である。
隣に住む、定時に大砲うつ提督も車椅子になってたけど出てきた。
そしてお年のせいで時間がズレている。
でもそれが終盤、いきてくるんだよね。
家政婦さんは55年前の映画でもバンクス家で働いていたエレンさん
まぁ、もちろん役者はかわっているけど、ずっとあの家政婦さんが働いている設定
アカデミー女優のジュリー・ウォルターズである
ハリポタの中ではロンのママだよね
特筆すべきはこの方、ディック・ヴァン・ダイク!
御年90才?91才?
メリー・ポピンズではバート役と銀行家頭取を老けメイクで演ってたんだけど、今回はその頭取の息子、バート役で特別出演。
しかもタップダンス踊れちゃうって凄すぎ
55年前の老けメイクどおりにお年を召されていた
ある意味すげぇミラクル
とにかく、観た後でゆっくり豆知識を仕入れていくのも楽しいが、真っ白な心で歌とダンスを堪能してほしい映画だ。
この手の映画は好みじゃないって方も、ストーリーすっとばしてあの歌とダンスだけは観てほしい。
でも、全編歌って踊ってるから、すっとばせるストーリーはほぼないんだけどね
手元に置いておきたい映画の一つである