ラブ&ピース | Eye of the God ~神の眼~

Eye of the God ~神の眼~

現代における預言の言葉。黙示。
現代の常識、価値観では幸せになれない人たちへ。
新時代に合うものの考え方を紹介していきます。
あまりにも常識と違うので、戸惑われることでしょう。
でも、キリストはかつてこう言いました。
『耳のあるものは聞くがよい』。

lap1


 【ストーリー】

 ロックミュージシャンになる夢を諦めて以来パッとしない毎日を送るサラリーマン鈴木良一 (長谷川博己) は、職場の同僚・寺島裕子(麻生久美子) が気になっているものの話し掛けることができない。
 ある日、1匹のミドリガメと運命的に出会いピカドンと名付けるが、同僚に笑われてトイレに流してしまう。
 すぐに後悔する鈴木だったが、ピカドンは下水道を通って地下に住む謎の老人 (西田敏行) のもとにたどり着くが、そこはなんと…



 独特の 『クセ』 のある、園子温監督の作品。
 この作品は、この監督にしては 「グロくない」 ので、安心してください。(笑)
 何をやってもダメで、冴えない元ロックミュージシャン志望の男が、たまたま飼った不思議なカメの力で、ビッグなスターになる夢を叶えていくという、荒唐無稽な作品。(褒め言葉)
 主人公の鈴木は、何をやってもダメな会社員。いつも、他の社員や上司にバカにされている。
 そんな鈴木の心のよりどころが、ふたつあった。



 ひとつは、職場の同僚の寺島という女性。
 実は、鈴木はひそかに思いを寄せていた。
 そしてもうひとつは、たまたま買ったミドリガメ。
 鈴木はそのミドリガメに 「ピカドン」 という名前を付けて、かわいがる。
 彼はピカドンに、自分はいつか必ずビッグになって、日本最大のドーム会場でのコンサートを実現すると語り聞かせるのだった。もちろん、寺島が好きだということも熱を込めてカメに訴えた。
 ピカドンは、鈴木が職場にまで持ち込んだことがバレて、捨てる羽目になってしまう。
 捨てられたカメは、ある不思議な場所へ。そこで、何でも願い事を叶える力、そして人間の言語をしゃべる力を得る。もちろん、ピカドンのご主人への愛は消えていなかった。
 ピカドンは、どんどん鈴木の願いを叶えていく。カメの力だと知らず、どんどんスターへの道を駆け上がっていく鈴木。最初は謙虚だった鈴木も、チヤホヤされるにつれだんだんすべて自分の実力と勘違いしだす。そして、最初は好きだった寺島のことも、今のビッグな自分には合わないと思ったのか、疎遠になっていく。



 ある時鈴木は、自分がここまでうまくやってこれたのもカメの力のおかげだと知る。
 しかし鈴木は、その事実から目を背けようとする。
 あくまでも、自分に都合よく強引に解釈することで、自分のプライドを守っていた。
 そんな中、悲願であるドームコンサートの日がやってくる。
 しかし、あのカメ 「ピカドン」 も会場に向かっていた。そして寺島も。
 会場で邂逅する鈴木とピカドン、そして寺島。
 そこで彼らに待ち受けていた運命とは…



 確かに、監督独特の茶目っ気が過ぎて、アクの強い映画ではある。
 おふざけがハンパないので、そこを受け入れられるかどうかで、賛否がハッキリ分かれる。
 また、常識破り過ぎて (そこが笑えるところなのだが)、話についていけない人もいるだろう。
 しかし、あえて言います。
 そういった欠点やクセのあるところを含めても、オススメしたい映画なのです!
 ラブ&ピースという作品のタイトル通り、本当に 『ラブ』 にあふれた映画だ。
 しかもそのラブは深い。決して甘いだけの、優しいだけのものではなく、辛く険しく、そして切なく胸をえぐる。そしてそれは死すべき者を生かし、偽りを喝破し容赦なく切り刻む。



 あまりにもビッグになりすぎた鈴木は、過去の自分を葬り去ろうとする。
 昔の自分の情報を隠し、その過去の象徴でもある寺島のことも避ける。
 さらには、今の立場が自分の力ではないことを思い出させてしまうピカドンすらもー。
 言語能力を獲得したピカドンは、鈴木の情けない頃に語っていた言葉を全部記憶していて、コンサート中に会場全体にしゃべってしまう。
 情けない言葉だけど、あきらめられない夢を語る鈴木。
 そして、いかに同僚の寺島が好きか、ということ。その思いは、実に恥ずかしい (しかし真剣な) 言葉で綴られていた。そのすべてを、ピカドンは記憶するまま赤裸々に語る。
 日本のトップに。そして次は海外に通用するアーティストへー。
 しかし、そのイメージを大観衆の前で大きく破壊された鈴木は、ガックリと膝をつく。
 そして、その場から頭を抱えて逃げる鈴木。



 彼はただイメージを崩されて絶望したわけではなく、「本当の自分の気持ち」 に気付かされたのだ。彼は結局夢破れたが、でも、それはある意味幸せなことだったかもしれない。
 有名になり頂点を極めることこそが自分の最も願うことであり、それ以外は犠牲にしても惜しくはないー。そのウソを自分に無理やり信じさせ続けた。しかし、最後まで自分を騙し続けることはできなかった。



 私自身も、テラとして活動する中で、ほんの少しだけだが知名度を得て人気商売をするという世界を垣間見ている。だからこそ、この映画から強く感じることー


 もし、あなたが本当にやっていること、また本当の気持ちを明らかにされても、バラされても平気か?恥ずかしいことや、後ろめたいことが何かあるか?
 ないなら、あなたの真実はどんな誤解や偏見・中傷にも耐え抜き、輝くだろう。
 たとえ少しでも、真実を明らかにされて都合が悪いという部分が正直あるなら。あなたの夢はたとえかなったところで、そこに一抹の虚しさと心のモヤモヤを抱えて生きていくことになる。



 初心忘れるべからず、という言葉がある。
 そこからある程度たってもあなたが 「ブレていない」 ということを知るためにはー
 初心と今の自分の意識とを、重ね合わせてみるといい。
 一致していれば、大したものだ。
 そこに少しでも後ろめたさ、恥ずかしさというズレの感情が伴うなら。
 初心を人に聞かせることに抵抗が生じるならー
 悪いことは言わない。



 一瞬でも早く、今のまやかしの願望を投げ捨てろ。
 そして、自分を取り戻せ。







 【業務連絡のコーナー】

①スピリチュアルTV、いつもご視聴ありがとうございます!

 今年もよろしく!次回は2月3日 (水) 朝8時です。
 最新の録画分はこちら。





②新企画・岐阜トークライブ 『新古金馬鹿衆』

(タイトルの意味は聞かないでください)

skkbks

 【内容】

 2冊目となる著書を世に出したての賢者テラが、はばかりなく世のスピリチュアルを斬りまくる!いわゆる 「講演会」 よりは近い距離感で、あなたととことんまで語り尽すこの企画。是非、おいでくださいませ!

 【日時】 2月21日 (日) 13:00~

 【場所】 カフェデロベルタ (喫茶店を貸し切りにしてもらいます)

 【参加費】 4,500円 (飲み物・プチケーキ付)

 【お申し込み・詳細お問い合わせ】 堺屋一志 (電話 090-6592―8927)



③二冊目となる著書が、発売中!

 『宇宙が教えてくれた 幸せになるお告げ』 アマゾンでも買えます!

sno


 賢者テラからこの冬、最高のクリスマスプレゼントをあなたに!
 辛らつだけど、愛がある、そして面白い。賢者テラ・ワールド全開!  
 人生はオセロゲームの途中、「この世ゲーム」の醍醐味を味わい尽くせ!
 『宇宙シナリオからのメッセージ』 (日本文芸社刊) で衝撃のデビューを果たした、人気スピリチュアル作家、賢者テラの第2弾。
 絶望と希望という真逆の両側面から、この世で幸せになる方法を教えるメッセージ集。
 生きづらさを感じているすべての人に、超おすすめ、宇宙の真理がわかり、生きる喜びと勇気が湧いてくる、極上のスピリチュアル的幸福論。
 笑いと体験を交え、冷静で熱い人生の応援エールを送ります。
 あなたの絶望も、きっと希望へと変わる!


 日本文芸社刊・定価 1.404円
 ご予約・ご注文はこちらから↓


http://www.amazon.co.jp/dp/4537261331/#_swftext_Swf


④賢者テラ・大阪定期講座、常時受講者受付中!

 『スピ・テラ (寺) 小屋』

sptk

 【内容紹介】

 テラさんからのメッセージ発信や質疑応答に留まらず、講座参加者のみなさんお一人お一人にアウトプットしていただく 「公開セッション型セミナー」 です。

 脱・その時だけ気持ちいいスピリチュアル
 脱・分かった気分になるスピリチュアル
 脱・どうしていいかわからないスピリチュアル


 いつ始められても、途中やすまれても大丈夫!あなたのペースでお受けいただけます。


 【開催日・時間】 毎月どこかの土日 14時-17時 ※2月は、27日 (土) です。

 【場所】 新大阪駅構内・タリーズコーヒー
 
 【参加費】 毎月10,000円

 【お申し込み】 ryoushinkai★gmail.com までお名前、電話番号を明記してメールを。

 ※上記アドレスの★を@に変えて使用してください。


⑤賢者テラが、過去に出版した小説を復刊させよう!

 テラが今のようになる前、チャネリングによって書いた小説があり、出版していました。
 しかし当時は私も無名で、内容は本当に面白いのですが結局売れず、廃版となりました。
 私が今のようになって、トークライブへ行く先々でこの本を欲しがられますがー
 作者の手元にも、ほとんど残っていません。
 この物語を、このまま埋もれさすのも惜しい。そこで、皆さんにお願いがあります。
 以下のサイトにて、投票いただきたいのです。


 『復刊ドットコム』

 → http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=56653

 皆様の、清き一票をよろしくお願いいたします!

 ※現在、440票です!

Eye of the God ~神の眼~-asnmk



哲学・思想 ブログランキングへ

 にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアルメッセージへ

にほんブログ村

精神世界