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近年よく耳にする『ブルーライト』という言葉。

モニターから発する光(太陽や温度の高い炎などの自然光からも発します)が持っている青色の波長帯のことですが、近年、青色の占める割合の多いLEDの普及やPC・スマホを使う時間の長さより、その功罪(メリット部分もあります)が注目されるようになってきました。


そんなブルーライトですが、昨年12月に東北大学大学院農学研究科の研究により、青色光を浴びると、蝿・蚊などの昆虫が死ぬことが発見されました。

ブルーライトで人間の眼が傷付くのと似た仕組みだそうです。


http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2014/12/press20141209-02.html


(当記事の画像は上記リンクのモノを使用させていただきました。)



上記リンクを読みますと、今までは紫外線のUV-C(オゾン層で吸収され地表には届かない)などが、殺菌灯に使われていたり、紫外線・UV-B(地表には届きますが、窓ガラスなどのレンズで遮光すれば殆ど透過しない)などに毒性は生物に対して毒性があることが知られてきました(ただし、UV-BはビタミンD生成や近視抑制などのメリットもあります)。

これよりも波長が長い紫外線・UV-Aには昆虫を致死させるような強い毒性は知られていませんでした。


しかし、実験では人間が網膜で感知する可視光(見える光)の波長帯で昆虫などが致死するという今までは考えられていなかった結果をもたらしたのでした。


というには光は波長が短い程、生物に対する毒性が強いからです。


(例)(毒性の強さ:紫外線>可視光>赤外線)



今回の実験では、様々な波長のLED光を昆虫に当てて殺虫効果を調べるということを行っています。



下の棒グラフはLEDの光の強さを直射日光に含まれる青色光の3分の1程度にして、ショウジョウバエの蛹に青色光を当てた結果です。

467nm(ナノメートル=10億分の1メートル)の波長での致死率が最も高いことを示しています。




次にチカイエカ桶の致死率です。

417nmが一番高い数値を示しています。






推測される青色光の殺虫メカニズムとしては、昆虫の種により有効な波長が異なることから、その殺虫効果は人間の眼に対する傷害メカニズムに似ていると推測されており、種によって吸収しやすい光の波長が違っていると思われます。

そして種により異なる波長の光が昆虫の内部組織に吸収され、活性酸素が生じ、細胞や組織が傷害を受け死亡すると推測されています。
活性酸素のダメージもエイジングケアの世界では、近年話題になることが多いですよね。





この研究が進むことにより、薬剤を使わない殺虫剤の開発が進み、将来的には空気を汚すことなく害虫駆除が出来るようになると考えられています。


こういう新しい研究が進むことは良いことだと思います。


ただ、ブルーライトのヒトの眼や身体への影響はまだ解明が進んでおらず、分からないことばかりです。


出来るだけ屋外に出て太陽の光を浴びよう。 でもご紹介しましたように、青色光のメリット(睡眠時間の調整など)は勿論ありますが、上手に付き合うことと、過度なPC利用を避けることが肝要かと思われます。