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昔からよく遠くの緑(森林の葉など)を見ると眼にとって良いなどと言われてきました。


緑の多い公園や山へ行くなどをすると、必然的に遠くを見ることになるので、遠くを見ることの効用だと思われていました。


もちろん、地平線や水平線を見て視力が回復した方などもいますし、戦時中の訓練では暇さえあれば遠くを見て良い視力を保っていたり、アフリカなどではひたすら遠くを見る環境にありますから、超人的な視力を誇っている人達も多くいます。

そのため緑に限定しなくても、遠くを見ること自体は眼にとても良いことは想像に難くありません。


ところが近年、緑色を見ることの効用が科学的に検証されつつあるのです。


まず、ヒトの網膜(=眼のスクリーン部分)には視細胞という細胞が存在します。

この視細胞には錐体細胞という色を見分ける細胞と桿体(杆体)細胞と言って光を感じる細胞があります。

この錐体細胞は赤錐体・緑錐体・青錐体に分かれており、それぞれ光(色)を受ける範囲が分かれています。


ここで、赤錐体と緑錐体に着目してみます。

赤錐体と緑錐体の割合は人によって個人差があります。


赤錐体と緑錐体の割合は近視の少ない人種では高く、近視の多い人種では低いと示されています。

即ち、『赤錐体:緑錐体』の比が近視化に関係していると考えられています。

さらに、緑錐体を刺激する(=緑色を見る)と近視化抑制ができる可能性があると言う興味深い仮説を立てられています。

これは樹木の緑などを見る有用性を強く示していると考えて差し支えないと思われます。


現時点では仮説ですが、近い将来解明されるときが来るかもしれません。


たた、当サロンの会員さんでも休日に緑の多い公園で過ごしたり森林浴を取り入れたりして、見え方が改善してコンタクトの度数が弱くなった方もいらっしゃいます。


ただし当然なのですが、夜になると木々の緑の刺激を眼に受けることが出来ません。

有効なのは日の出から日の入りまでです。


近くに大きな公園などがない方でも街路樹などを利用して葉や枝ぶりなどを見るように癖付けると良いと思います。