私が影響を受けたアルバム #10 | TAMMY'S BASSMENT☆★

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私が影響を受けたアルバム」


またまた間が開いてしまいながら、最後の10枚目は【 Briefcase Full of Blues 】です。



このアルバムは説明不要の一枚だと思いますがさらりと言いますと、音楽映画のマスターピースであり、アメリカン・コメディアン永遠の金字塔コンビが大活躍するスペクタクル音楽喜劇「 The Blues Brothers 」の主役2人が世に放った最高のライブ盤です。


かの「ゴーストバスターズ」をはじめ数々のハリウッド映画に出演し、脚本家、プロデューサー等様々なシーンで活躍しているダン・エイクロイド(エルウッド)と、今は亡き天才ジョン・ベルーシ(ジェイク)2人による「 The Blues Brothers 」は、アメリカの長寿バラエティ番組「サタデーナイトライブ」の一幕から飛び出してきました。


今の世の中ボタンひとつで何でも調べられますので、この名コンビの経歴と映画の内容に関しては割愛いたしますが、要は比類無き才能を持つ2人の溢れる音楽愛が生み出した、アメリカンミュージックの傑作ライブアルバムであることは間違いありません。


クロッパー、ダック・ダンのMG'sコンビとブルースギターのレジェンドであるマット・マーフィー、そしてトム・スコット、スティーヴ・ジョーダンら当時のスタジオシーンの腕利き達による時空を超えた鉄壁の演奏に跨り、歌い踊る二人の姿は、音を聴くだけで目の前に浮かび上がってきます。


オーティス・レディングのジャンプナンバー「I Can't Turn You Loose」を皮切りに、ジュニア・ウェルズ「Messin' with the Kid」、サム&デイヴ「Soul Man」等のブルースやソウルの名曲を、荒々しくも卓越したエンターテイメント魂で聴かせてくれる事によって、このアルバムを手にする前はあまりブルースに馴染めなかった自分でも全ての曲がまるで昔から良く聴いていたかの様なポップさを感じさせ、ここからさらに深くルーツミュージックの数々を探っていく冒険が始まったのです。


そんなこんなでこのアルバムは、僕にとってストーンズの作品と同様に、音の世界をグワ〜っと広げてくれた大切な一枚なのであります。




良かったら是非聴いてみてください。


元気が湧いてきますよ。