つづきです。
3月21日~4月20日は、おひつじ座。
星占い(星座占い)における、ほとんど常識のようなこの知識は、ここまで述べてきたように「専門的に」説明しなおせば、だいたい以下のようになります。
地球から見た太陽は、1年間に1周のペースで、宇宙空間を運行する。
その周回軌道こそが地上に春夏秋冬をもたらしているのであり、本当は、太陽自身は微動だにしていないにもかかわらず、地上の人間にとっては、その(仮想の)軌道を正確に把握することは、とても重要だ。
そして、その軌道1周:360度のうち、「春分点」こそがもっとも重要であえると想定(仮定)し、だからこそ、「春分点」を起点かつ終点とする円周コースを想定(仮定)し、それを12等分して、12星座を割り当てました。
3月21日~4月20日は、おひつじ座 というのは、
1周:全12エリアのうちの、第1エリアを太陽が通過するのは3月21日~4月20日です、という意味ですね。
文字どおり、3月21日(春分の日)からの、1ヶ月間のことです。
ところで。
西洋占星術では太陽だけではなく、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。さらには地上における東西南北(アセンダント、ディセンダント、MC、IC)まで加えて。
これらすべてが、12星座:360度のどの位置にあるかを正確に算出し、それについて、占う。
術者自身の好みによって、さらに小惑星やノードやパーツを加えることだってできる。
位置計算はすべてコンピュータが代行してくれる時代になり、そのぶんだけ、術者たちは、各々、いくらでも好みの要素を、「盛れる」ように、なった。
だが、そうした要素(星だろうと、計算上の位置だろうと)のすべての大前提として、それは、12星座(全360度)のどの地点にあるかということが、かならず問われるのであり、しかも、その[12星座:全360度]という概念、コンセプトはなぜ成立したのかといえば、もともとは、そう。
地球の公転に伴う、太陽の移動によって、生じたのだ。
12個ある星座の、それぞれの意義、という以前に。そもそもは、太陽が移動することで、季節も移り変わること。
それについて、正確に把握する必要が生じて、天の方位、宇宙空間における方角を、1度単位で(必要ならば、0.1度や0.01度や、もっと細かく)表示できるようにする必要があったこと。
もともと、すべてはそこから始まったのだ。
したがって、12星座:全360度でできている「仮想の円周」の主(あるじ)が、もしいるなら、それは、太陽である。
別の言い方をするなら。
12星座に対して、13番目の星座がもし存在するなら。
それは、太陽である。
この場合、天体時計の文字盤としての12星座に対して、太陽は、中心にあって短針や長針を留める芯の役割を持つ。
この見解は。客観的事実としての。
太陽系の中心には、不動の中心点としての太陽があり、そのまわりにある惑星たちは、動いている。
そして、さらに遠い位置には12星座があり、これらは、やはり、不動である。
この事実と、きれいに一致する。
そういうわけなので。
「恒星でできている」12星座は、やはり「恒星である」太陽のものであり。惑星たちは、12星座を、借りる身だ。
だから、生年月日&出征時刻にもとづき、すべての惑星プラス東西南北(お望みなら、もっと多くの要素)をフルに使って占う占星術に比べて、その精度は大きく劣るものの、誕生日にもとづく太陽の位置だけで占う、いわゆる「星占い(星座占い)」が、根拠のないものであるとは、かならずしも、いえない。
わたし個人は出生時刻がわからなければ、推定してでも出生時刻ありの図で占いたい、という人間だから、誕生日ごとに「太陽だけ見て」占う「星占い(星座占い)」に、手を出すことは、考えにくい。
だが、西洋占星術の分野で大きな業績をあげている著名な先生方が、同時に「星占い(星座占い)」にも関与しているのは、かならずしも商業上の理由(読みやすいから売れやすい)だけではない、十分な根拠があるのだ。
わたし個人は、たぶん、一生、やらないと思うが。笑
生年月日ですらない、誕生日(〇月〇日)だけで占える星占い(星座占い)は、簡潔であり、たいへん便利だ。だが、利用者の便宜を図って融通を利かせることは、まったくない。
たとえば、3月21日~4月20日生まれは、おひつじ座、という話には、「ただし、3月20日から、おひつじ座になる年もあります」などと注釈がついており。それについて、星占い(星座占い)は一切、妥協しない。それはそうだ。簡易とはいえ、仮にも、これは、占いなのだから。
もともとの意義を思い出してほしい。
「春分点を超えるまでは。それは、おひつじ座とは、呼べない。」
のだ。 3月20日だろうと、3月21日だろうと。
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