メリーゴーラウンドの試み | 詩人:Writer 上杉浩司

 

 

 

 

とぎれとぎれの思考

いつまでも続く地平線

その向こうに見える

夕陽なのか

朝陽なのか

私には分からない

 

時間の推移とともに

その正体が分かってくる

何度となく自分のなかで

湧き上がってくる

ある想いが

私の見る目を

変えてしまうのだ

 

あなたと言う媒体を

朝陽に変え夕陽に変え

いつまでも自分の目の前に

据えることによって

私は

石橋を渡るような

自分に満足してしまう

 

いつまで続くか分からない

人生のメリーゴーラウンド

乗り遅れた者もいる

それはもしかしたら私も

その一人かも知れない

 

きっとあなたも笑うだろう

メリーゴーラウンドに

乗っているが如く

静かな時の中で

私は眼を閉じて

息を潜めて

夢を見ようとしています