書くことの怖さ | 詩人:Writer 上杉浩司

 

 

書くことの怖さを知っているから

これ以上追求しません

いつもの姿勢は決して崩してはいけないのです

 

朝起きてから夜寝入るまで

私は私である必要が

どうしてもあるのだと思います

 

例えば私の歩く道の前を

あなたが忙しそうに歩いていても

私はあなたに眼を釘付けには出来ない

 

いつも書くことの怖さを知っているから

表現することの忌まわしさを嫌っているから

どうしても私は最後には黙るしかありません

あなたを前にすれば余計に私は

書くことの怖さに向き合ってしまいます