錯綜の私から
長い間あなたを忘れていた訳ではない
ただ表現することが怖くて
私はあなたから遠く遠く位置していた
時に表現したい欲求をかみ殺して
抑え込んで
それが一体どんな意味を持っていたのか
今となっては
臆病過ぎた私に
呆れている
表現することで
私自身があなたと同化することを
むしろ
私は拒んでいた
それが私の社会に対しての誠意だと思っていたから
表現の自由とは一体何なのか
ここまで表現に拘り
あなたに迫ろうとする私は一体何なのか
ただ一つだけわかること
こんな自分が
こんな私が
あなたを惹きつけるなんて
到底思えない
であれば 一層のこと
表現する自由を選んだ方が
より勝利に近い気がする