あなたという不変 | 詩人:Writer 上杉浩司

あなたという不変

 

 

 

 

 

ふとしたことで

あなたを見て

これはいけないと

目を背けた

 

自分が間違っているとは思わないが

自分が正しいとも思わない

突然来た嵐でもないし

誰かがかくれんぼのように

私を待ち受けて

現れ出たわけでもない

 

どうしていつも私はここで躓くのだろう

どうして自分の関心事に目を背けなければ

自分自身のモラルを保てないのであろうか

 

要するにお前は根っからの不良だ

 

そんな投げやりな言葉で済まされる問題でもあるまい

いくら私がこんなにもがいても

あなたはあなたの存在を変えないのだから