とりとめもなく普通 | 詩人:Writer 上杉浩司





風を感じ 雨を感じ 
今日一日の自分の時間を思う 


明日も明後日も仕事ならば
今日のうちに何とかしてしまって


明日は休んでしまいたいと
明後日も休んでしまいたいと

 

仕事の前に仕事を済ませ

それを幾重にも重ねて 

 

まるで野心があるかのように 

振る舞うことが日常になっても  

 

私の姿は誰も知らない 

想像も付かない

 

想像の出来ない自分の姿

想像も出来ない明日の姿 

 

そんな明日の姿を勝ち取ろうと

また机に向かって

 

何度も何度も自分の実践を

重ねてゆく

 

でも明日になったら

とりとめもなく普通に

生きてゆのだろう