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アメリカのトップ大学進学と現代英文法

生成AIと量子コンピューターの時代に99%の日本の大学は対応できない。そんな日本の大学に進学しても時間を浪費するだけだ!Modern English Grammar(現代英文法)を習得してアメリカのトップ大学に進学せよ!

Huddlestonの現代英文法の骨格を成すのは下記の定義です。

 

この定義を先ず納得して記憶しない限り旧弊な学校英文法から自らを解き放つことは不可能です。

 

1)SentenceはClauseで構成される

 

2)Clauseの主要な要素は Subject, Predicator, Complement,  Adjunct である

→学校英文法(伝統文法)ではVerbに該当するのがPredicator

→Adjunctは学校英文法の定義の副詞前置詞句副詞節です。下記の例文の下線部がHuddlestonの英文法のAdjunctです

  • He ran quickly. (副詞)

  • She works in the office. (前置詞句)

  • They left when the sun set. (副詞節)

①Simple Sentence(単文)は 主節(Main Clause)が一つだけの文
 例: The boy ran home. 

②Complex Sentence(複文)は主節(Main Clause)に一つ以上の従属節(Subordinate Clause)が含まれる文 Main ClauseとSubordinate Clauseを繋ぐのがSubordinator(例えばbecause)
例: The boy ran home because it was getting dark. 

③Compound Sentence(重文)は二つ以上の主節(Main Clause)がCoordinator(例えばand)で結ばれた文
例: The boy ran home and he went straight to bed. 

3)Disjunct 
Disjunctは全体にコメントを加えるSupplement

Disjunctは文を構成する要素ではあるがClauseの要素ではない

Disjunctの例文

1. 話し手の態度や評価を示す Disjuncts→話し手が文の内容をどう考えているかを表します

  • Fortunately, we found the keys just before we left. (幸運にも)

  • Surprisingly, the movie was much better than I expected. (驚いたことに)

  • Frankly, I don't think that's a good idea at all. (率直に言って)

  • Evidently, the results of the experiment support the hypothesis. (明らかに)

  • Unfortunately, the concert was canceled due to the rain. (残念ながら)

2. 話し手の意見や判断を示す Disjuncts→文の真偽や信憑性についてコメントします。

  • Reportedly, the negotiations between the two countries have stalled. (伝えられるところによると)

  • Allegedly, the CEO was involved in an insider trading scandal. (申し立てによると)

  • Doubtless, his words were an omen of the misfortune to come. (疑いなく)

  • Apparently, they have decided to move to another city. (どうやら)

  • Clearly, this is the only logical conclusion. (明らかに)

     

    (注意)→apparentlyには「明らかに」という意味と「〜らしい」という相矛盾した意味がありますが、それ以外に「〜らしい」という意味の場合、文脈によっては意味が異なってきます。
    ①「見たところ〜のようだ」「どうやら〜らしい」→この意味は、話し手が見たものや聞いた情報に基づいて、客観的な事実として述べる際に使われます。この場合、疑いや皮肉のニュアンスはありません。
     例: Apparently, it's going to rain this afternoon. →どうやら、午後は雨が降るらしい→ 天気予報を聞いたり空の様子を見たりして判断している場合。

    ②「〜だと思われていたが、実はそうではなかった」→この意味では、話し手の期待や常識と、実際の事実との間にギャップがあることを示唆します。驚き、皮肉、あるいは少しの懐疑的なニュアンスが含まれます。 
    例: He said he was an expert, but apparently he'd never even studied the topic. →(彼は専門家だと言っていたが)どうやら、そのテーマを一度も勉強したことがなかったようだ→ 専門家だと思っていたのに、そうではなかった、という驚きや皮肉が込められています。

    例文Apparently, they have decided to move to another city.は、多くの場合1番目の意味で使われます。しかし、もし話し手が「彼らは今の街にとても満足しているはずだった」と考えていた場合、この文は2番目の驚きを含んだ意味合いになります。このように、同じ言葉でも文脈や話し手の意図によって、全く異なるニュアンスを持つことがあります。

3. 文の形式や話し方を示す Disjuncts→話し方がどうであるかについて述べます。

  • Strictly speaking, that isn't a correct term. (厳密に言うと)

  • Generally speaking, people are more cooperative in groups. (一般的に言えば)

  • Broadly speaking, these findings suggest a new paradigm in the field. (広く言えば)

  • Put simply, the project failed due to poor planning. (簡単に言えば)

  • Confusingly, the instructions were written in three different languages. (紛らわしいことに)

これらの Disjuncts は、文の主要な構造から切り離されており、文全体に「補足」する役割を担っています。