生成AIの急激な進化により、2030年以降、世界規模で「従来の大学新卒採用」という枠組みは崩壊する。これは日本も例外ではない。2024年3月の日本の大学卒業者の進路データを見ると、これは大変だという思いが強まる。
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卒業者総数: 58万4,432人
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就職者数: 44万7,015人(約76.5%)
2030年までにはAIがホワイトカラーの仕事を代替し、企業が「新卒を一括で育てるコスト」を切り捨てるようになる。従って、毎年44万人が路頭に迷うことになる。世界中が、就職難が深刻化している今の中国の状況と似たような事態になる。
日本の教育は、依然として「正解がある問い」をいかに早く正確に解くかという、いわば「AIの得意分野」で競わせるシステムだ。 しかし、これからの時代に必要なのは未知の領域を切り拓く力であり、自分で問いを立てる力なのだ。
英米などの先進国の教育システムは、生成AI時代を見据えたかのように「批判的思考(クリティカル・シンキング)」と「個の専門性」を重視している。彼らは、AIに使われる側ではなく、AIをツールとして使いこなし、人間固有の創造性を発揮する人間を育成しているのである。