下記はOECDのデータに基づく概算です。毎年、どの程度の4大卒が分野ごとにいるか?がわかります。
生成AIの進化で「省力化の直撃」を受ける可能性が高いのはビジネス〜教育などの「文系」37.1万人だと考えられます。尤もアメリカでは情報通信技術 (ICT)の新卒も打撃を受けていますので、いずれ日本でも同じことが起こるかも知れません。しかし、データで明らかですが絶対数が少ない。影響を受けるとしても微々たるものです。だが、文系は膨大な人数であり社会全体を揺るがすほどのインパクトがある。
人工知能による本格的な省力化は早ければ2027年に始まり徐々に加速する。2030年には量子コンピューターが本格稼働し人工知能の精度は急激に向上し文系大卒を採用する必要性が完全になくなる。
これから大学に進学する高校生は、このことを肝に銘じる必要がある。経済学部、経営学部、人文科学、社会科学などの文系学部を卒業しても就職先が「消滅している」可能性が高い。
文系学部への進学は絶対避けなければならないのである。
専攻分野別卒業者数(概算)
| ISCED分類(専攻分野) | ||
| ビジネス・経営・法学 | 約 20.6万人 | 35% |
| 人文科学・芸術 | 約 10.0万人 | 17% |
| 社会科学・ジャーナリズム・情報 | 約 3.0万人 | 5% |
| 教育 | 約 3.5万人 | 6% |
| 小計 | 約37.1万人 | 63% |
| 工学・製造・建築 | 約 9.4万人 | 16% |
| 自然科学・数学・統計 | 約 1.8万人 | 3% |
| 情報通信技術 (ICT) | 約 1.2万人 | 2% |
| STEM合計 (狭義) | 約 12.4万人 | 21% |
| 保健・福祉 | 約 8.8万人 | 15% |
| その他・サービス・農学など | 約 4.4万人 | 7% |
| 合計 | 約 59.0万人 | 100% |