当たり前のことだが、動詞の種類によって決定づけられる。先ずは自動詞、他動詞で大きな違いが出る。Objectの存在だ。さて、そこからが少しややこしくなる。同じ自動詞でも種類が4種類もあるからだ。あなたは、それらを全部言えるだろうか?次が他動詞だ。他動詞は3種類ある。あなたは、それらを全部言えるだろうか?
英語の動詞は以上合計7種類あるのだ。それらの一つ一つの「定義」を知らずに文型を認識することは出来っこないのである。文型が分からなければ、当然ながらClaseの意味、Sentenceの意味を理解できるはずがないのである。意味もわからずに分かったかのような顔をしている限り、あなたの英語力は伸び悩んでしまうのである。99%の日本人は英文を「なんとなく理解する」だけで、実際には英語nativeが実感しているようには理解できていないのである。その典型例が下記の例文だ。
My ear infection is refusing to heal.
On cold mornings, the car always refuses to start.
He failed to come home at the usual time.
The letter failed to arrive.
99%の日本人はrefuseとfailを他動詞だと思い込んでいる。何故ならば、灘であろうが開成であろうがどのトップ校であろうが日本中の学校では「不定詞には3つの用法があり、これら4つの例文のto不定詞は名詞的用法であり目的語だ。目的語を伴う動詞は他動詞である」・・・・・と得意げに英語教師が教えているからだ。日本では、そんなことが過去数十年、おそらく20世紀から今日に至るまで続いているからだ。でも、それは間違いなのだ。英米では、そんな考えは過去のものとなっているし、そもそも英語nativeは、頭の中では、そんな風には理解していないのだ。考えてもみて欲しい、当たり前だが、彼らは、そもそも、これらのto doを頭の中で日本語に訳していない。直感的に本能的レベルで理解しているのであり、例え学校でto doは目的語だと教えられても、そんな馬鹿なことがあるか、ぐらいにしか受け止めていない。大学生以上ともなれば「ああ、確かに学校じゃ名詞的用法だと教わりはしたけど、そもそも誰もそんなこと信じちゃいない。今じゃ、本当は、それは目的語じゃなくてcomplementだよ」と理解しているのである。
以上は100%CGELに依拠した内容ではないが、ほぼCGELの立場に立った内容である。CGELは余りにも学術的であり、厳密にCGEL的に解説するのは、今の段階では不可能であり、例え、できたとしても学術用語の理解に足元をすくわれ一歩も前に進めなくなるのである。