英語の単語の語源を調べていくと、多くはラテン語、ギリシャ語、フランス語だ。そう言えば、かってイギリスは1066年から1453年の387年間フランス貴族の支配下にあったではないか。極端に言えば英語のほとんどは実はフランス語なのではないか。ラテン語やギリシャ語がフランス語に入り、そのフランス語が変化して英語の単語になってしまったと言って過言ではないのだろう。The, is, and, come, go, hand, foot, house, manといったような単純な単語はブリテン島の「現地人」の単語だが科学用語や法律用語などは100%が外国語だ。それらの単語がゲルマン語の文法の上に乗っかって運用されているのが英語なのだ。
かくの如く、英語の単語、特に難しい単語、を深く、効率的に、体系的に理解できるようになるには語源を知らなければならないのだ。