下記のビデオが述べているように生成AIは今や「高レベルのエンジニア、研究者などの必需品」になっており大卒レベルの人間は全く必要ない状況になっている。
経済産業省の推計によると2030年から2040年にかけて文系大卒は累計で28万人、文系大学院卒は累計で7万人が供給過剰となる。特に上場企業の文系職、国家公務員、地方公務員、教員、弁護士、公認会計士、税理士、司法書士に限定した予測では累積過剰は2030~2040年で約19.6万人となる。一方、理系は大卒は累計で60万人、理系院卒は累計で47万人が供給不足となると予測されている。
だが、この推計は2022年のものなので今となっては全く信用できないいい加減なものだ。2025年、状況は一変したのである。生成AIが飛躍的に向上しており2027年までに知能レベルがPh.Dレベルになる可能性が大きいのである。その影響は、意外にも理系分野で顕著に現れている。アメリカのテック業界で数千名が突然解雇されたのである。主因はAIがプログラマーの仕事の30%ほどを担うようになっていたので経験の浅いプログラマーが不要になったのである。解雇されたのは経験の浅いプログラマーだけではなくプロダクトマネジメント職や技術系プロジェクト管理職も解雇された。文系も理系も生成 AIによって仕事を奪われ始めたのだ。
即ち、2027年以降は文系も理系も「経験の浅いレベルの人材」は無用になるのである。一番深刻な影響を受けるのは大学新卒であることは明らかだ。今はまだ2027年以降、どの程度の大学新卒が就職できないか、は予測がつかないが、おそらく文系で企業に就職を希望する者は100%が就職ができないだろう。理系は学部卒は就職ができず、修士、博士しか職につけないかもしれない。
これからは、日本の大学の文系学部に進学することは自滅行為となる。理系学部であっても日本企業だけを就職先に考えていたなら当てが外れると思う。経団連、政府は外国人高度技能者の大量採用を画策しているからだ。経団連、日本政府を信用していると痛い目に遭うだろう。
事ここに至っては日本の大学、日本の企業をあてにしてはいけないのだ。世界大学ランキング200位以内のアメリカの大学に進学し、そこで理系をメジャーとし、Ph.Dの学位をとることに邁進するしかないと覚悟を決めるべきなのである。
問題は、その先どうなるか?だが、今の時点では予測がつかない。一か八かやってみなければ分からないのだ。