トヨタ、京セラ、三菱重工など特定の企業を除き日本企業の90%は2030年までに消滅するだろう。そうなると東大、京大を卒業しても就職すべき企業が限定的になる。従って理数系の能力が高い中高生は東大、京大よりアメリカのトップ大学を卒業し、その後アメリカの大学院でPh.Dを取得し米国内で職を得る努力をするのが妥当である。下記のデータを参考にして下さい。
アイビーリーグ(ハーバード、イェール、プリンストン、コロンビア、ペンシルベニア、ブラウン、ダートマス、コーネル)、スタンフォード、MIT、カルテク、リベラルアーツカレッジ上位10校:(ウィリアムズ、アマースト、スワースモア、ポモナ、ウェルズリー、ボウディン、カールトン、クレアモント・マッケナ、ミドルベリー、ワシントン・アンド・リー:US News 2025に基づく)卒で2024年に40歳の「推定年収の中央値」は下記の通り。
結論
アイビーリーグ、スタンフォード、MIT、カルテクの卒業生は、金融・コンサルや技術・工学で高収入(男性$140,000~$250,000、女性$110,000~$200,000)を達成する傾向にある。リベラルアーツカレッジは教育・非営利分野が多く、年収は低め(男性$55,000~$150,000、女性$50,000~$140,000)。ペンシルベニアやMITが特に高収入で、男女賃金格差は全業種で顕著。
1. 金融・コンサルティング(Investment Banking, Management Consulting)
概要: アイビーリーグ(特にペンシルベニア、プリンストン、ハーバード)、スタンフォード、MITの卒業生が多く進む分野。高収入だが、男女賃金格差が大きい。
男性:
アイビーリーグ(例: ペンシルベニア): $150,000~$200,000(ペンシルベニア卒男性34歳で$110,200、40歳で増加傾向)
スタンフォード/MIT/カルテク: $160,000~$220,000(STEM出身者が技術系金融職に進む場合)
リベラルアーツカレッジ: $120,000~$150,000(例: スワースモア、クレアモント・マッケナの経済学専攻)
女性:
アイビーリーグ: $120,000~$160,000(例: ペンシルベニア卒女性34歳で$76,400、40歳で約30%増と推定、)
スタンフォード/MIT/カルテク: $130,000~$180,000
リベラルアーツカレッジ: $100,000~$130,000
備考: 金融・コンサルはボーナスや株式報酬が年収に大きく影響。ペンシルベニアがアイビーリーグ内で最高。
2. 技術・工学(Technology, Engineering, Computer Science)
概要: MIT、カルテク、スタンフォードが強く、アイビーリーグもコンピューターサイエンスで貢献。リベラルアーツカレッジはSTEM専攻が少ない。
男性:
MIT/カルテク: $180,000~$250,000(例: コンピューターサイエンス卒、で$115,500)
スタンフォード: $170,000~$240,000
アイビーリーグ(例: コーネル): $140,000~$200,000
リベラルアーツカレッジ(例: ハーヴィー・マッド): $130,000~$180,000()
女性:
MIT/カルテク: $140,000~$200,000(例: コンピューターサイエンス卒で$91,990、)
スタンフォード: $135,000~$190,000
アイビーリーグ: $110,000~$160,000
リベラルアーツカレッジ: $100,000~$140,000
備考: STEM分野は高収入だが、女性の割合が低く(例: コンピューターサイエンス卒の80%以上が男性)賃金格差が顕著。
3. 医療(Medicine, Healthcare)
概要: アイビーリーグ(例: ハーバード、コロンビア)やリベラルアーツカレッジ(例: ウェルズリー)の卒業生が医学部進学後に医師となるケース。40歳時点ではレジデント終了後数年目の医師が多い。
男性:
アイビーリーグ: $200,000~$300,000(専門医の場合)
スタンフォード/MIT/カルテク: $180,000~$280,000
リベラルアーツカレッジ: $180,000~$260,000
女性:
アイビーリーグ: $160,000~$240,000
スタンフォード/MIT/カルテク: $150,000~$220,000
リベラルアーツカレッジ: $140,000~$210,000
備考: 医療分野は学部卒後の追加教育(医学部)が必要。男女格差は医師でも存在。
4. 教育・非営利(Education, Non-Profit, Academia)
概要: リベラルアーツカレッジ(例: ウィリアムズ、ミドルベリー)やブラウン、ダートマスの卒業生が多く進む。低収入だが社会的影響力が高い。
男性:
アイビーリーグ: $60,000~$90,000(例: 教育学卒、で$68,420)
スタンフォード/MIT/カルテク: $70,000~$100,000(教育系スタートアップ含む)
リベラルアーツカレッジ: $55,000~$85,000
女性:
アイビーリーグ: $50,000~$80,000(例: 教育学卒で$55,030、)
スタンフォード/MIT/カルテク: $60,000~$90,000
リベラルアーツカレッジ: $50,000~$75,000
備考: リベラルアーツカレッジ卒は教育・非営利分野への進出が多く、年収が低め。
大学別ハイライト
ペンシルベニア大学: アイビーリーグ最高の年収。34歳時点で男性$110,200、女性$76,400()。40歳では金融・コンサルで男性$150,000超、女性$120,000超と推定。
MIT: 技術・工学でトップ。ミッドキャリア年収中央値$198,000()。40歳男性$180,000~$250,000、女性$140,000~$200,000。
スタンフォード: 技術・金融で強く、ミッドキャリア年収$194,100(プリンストンと同等)。40歳男性$170,000~$240,000、女性$135,000~$190,000。
カルテク: STEM特化で高収入。ミッドキャリア年収$143,100()。40歳男性$180,000~$250,000、女性$140,000~$200,000。
リベラルアーツカレッジ: STEM専攻のハーヴィー・マッドは$187,800と高めだが、ウィリアムズやアマーストは教育・非営利が多く、全体で$100,000~$150,000。
データの限界と補足
データ不足: 大学ごと、業種ごと、40歳時点の男女別年収中央値を網羅する公開データは存在せず、特にリベラルアーツカレッジの業種別データは乏しい。推定値は類似大学の傾向や一般的な男女賃金格差(女性は男性の70~80%、)を基に算出。
地域差: 年収は居住地(例: サンフランシスコ vs. マイアミ)で大きく異なる。スタンフォードやカルテク卒はシリコンバレーで働く場合、高収入。
専攻の影響: コンピューターサイエンスや工学は高収入($100,000超)、教育や芸術は低収入($60,000未満、)。アイビーリーグでも専攻により年収が異なる。