日本の高校生がアメリカの大学に応募してもなかなか合格できない根本的な理由は「日本人を入学させても大学の利益にならない」からだと考えられる。「中国人を入学させれば中国共産党が学費を出してくれる、さあ、どんどん合格させてバッチリ稼ごう」ということだと思う。
日本の高校生がこれに対抗するには「Need-basedのFinancial Aidを申請せず全額自己負担することを表明して」応募することだ。成績向上、英語力向上を一生懸命やるだけでは徒労に終わる可能性が高い。
アメリカの大学には外国政府関係機関から膨大な寄附が流入している。FBIの調査で判明しているだけでも2014年から2019年にかけて累計で130億ドルに上る。150円換算では1兆9500億円だ。
その他、膨大な数の中国人の国費留学生が全米トップ大学に在籍している。アメリカの大学全部の中国人全員が国費留学生だとまでは言わないまでもトップ大学の大多数の中国人は国費留学生だと考えられる。
中国人留学生のUndergraduate在籍者数は著名な下記の大学のUndergraduateだけでも5808人に達する。一人年間学費(授業料+寮・食費)が6万ドル、1ドル150円として計算すると年間522億円となる。6年間で3192億円に達する。これらを加えると2014年から2019年にかけてアメリカのトップ大学には2兆2692億円の資金が流入しているだろう。アメリカのComputer Science分野、ライフサイエンス分野などの理系分野の研究成果、教育を手に入れるのが資金提供の目的だと思われる。
Undergraduate 在籍者数(推定)
Northwestern |
Carnegie Mellon(2023) |
Amherst College |
Bowdoin College |
MIT |
Princeton |
Stanford(2019) |
Harvard(2024/Jan) |
Columbia University |
Dartmouth |
Johns Hopkins |
Cornell(2017) |
Yale |
5808人 |