サイエンスの学習機会を奪う日本の受験制度 | SAT Math 800を達成してハーバードを目指せ!

SAT Math 800を達成してハーバードを目指せ!

トップを目指すにはSAT Math 790~800と SAT Reading/Writing760~800が必要だ

日本全国に点在する進学校では、文系、理系を選ばせることが当然のように行われているが、これはサイエンスの教育の機会を奪う行為以外の何物でもない。学校は、その点について「哲学的議論」をするでもなく、まるで暗示にかけられたロボットの如くその行為を繰り返している。

 

私自身、それでいいと何となく思っていたが、2年ほど前からChemistryを英語で勉強し始めたところ何となくAtomの構造に興味を持ち始めた。一般の小中高生は1911年当時のRutherford modelのようにElectronはNucleusを周回していると思い込んでいるか、そこまで酷くなくても1913年のBohrモデル止まりだ。高校でBohrモデルを習ってわかった気になり、それでおしまい、というのが一般の高校生だろう。だが実際は軌道電子を存在の確率として表す電子雲モデルが正しい、ということになっているし話がド・ブロイに及んでくると行列力学、波動力学の知識、素養が必要になってくる。英語を勉強しているつもりが気がつくといつの間にか数学の能力不足という壁にぶち当たってしまった。興味はあるが数学ができないと「お話し」レベルの知識で終わってしまうのである。

 

これからの時代は量子科学の素養なくして生きていけない時代だ。量子科学の素養なき者は知識人としての範疇には入れなくなるだろう。従って、高校生の期間に、将来にわたって量子科学を勉強できるような数学、物理、化学、生物の知識を勉強させるのは学校の義務なのである。それを差し置いて「入試対策」に没頭するようなことをするのは国の未来を損なう愚行でしかない。いつまでも発展途上型の入試を続けていれば日本は確実に科学後進国になってしまう。

 

全ての高校生は今すぐ日本の大学入試対策向けの勉強をやめ、即刻、最先端の量子科学を勉強する方法を見つけるべきである。受験に合格しさえすればいい、どこかの日本の大学に入りさえすればいいと信じているだろうが、その日本の大学の圧倒的多数は中身が空っぽである可能性がある。