理系の高校生にとって東大入試の英語読解問題は毒饅頭である。決して口にしてはいけない。
東大は2022年の入試で、米国の成人向け雑誌Harper's Magazineの極めて特殊な記事を英語の読解問題として未成年の受験生に出すという愚劣なことをした。受験生の中には、その問題文を読んで、それまでの人生で経験したことのない違和感と精神的衝撃を受けた者がいただろう。そして、その中には将来、日本の科学を背負って立つはずの者がいてショックの余り英語の問題をやり切ることができず、結果的に不合格になった者がいたかもしれない。その問題文にはand the women make their mouths into perfect Os to apply lipstick in the rearview.という文章が含まれているが実に下劣な文章だ。こんな下劣な文章は18歳の年齢の受験生、特にローカルの進学校の男子にはピンと来ない可能性が高い。残念ながらそれが日本のトップ大学の「体質」なのだ。私見では、東大の文系教員は戦後、脈々と「反日工作」に携わっていると思う。だから、今後も似たようなことをしでかす可能性がある。
従って、学校の成績が良い家庭が裕福な、愛国心旺盛な理系の高校生は、自衛措置として、東大を受験せずアメリカのアイビーリーグ、Stanford、MIT、Johns Hopkins University、Northwestern University、Carnegie Mellonなどのトップ大学だけに応募すべきだ。確かにアメリカの大学だって思想的課題を抱えている。だが、アメリカの大学は入試を実施しないので東大のように受験生の弱みにつけ込むような真似はしない。アメリカのトップ大学に応募する場合はTOEFL iBT100を高3の10月までに取れば道は開ける。できればSATも受験するのが望ましいがoptionalのポリシーの大学が多いので必須とは限らない。