日本の所謂”進学校”と呼ばれるような良い高校の生徒であればアメリカのトップレベルの大学に進学できる可能性はある。
どの程度の可能性か?その大学の合格率を見れば分かるのである。
例えば猫も杓子もはいりたがる
Harvardの2023年度の応募者数は56,937人で合格者数は1,966人、合格率は3.4%だった。Stanfordも似たようなものだ。それがCarnegie Mellonあたりになると11%となる。Liberal Arts Colegeの上位校のCarleton Collegeは17%ほどだ。
常識的に考えればHarvardやStanfordに応募しても合格なんかできない。Carnegie MellonやCarleton Collegeなら少しは期待できる。
アメリカの大学は入試は実施しない。書類選考だ。従って学力優秀でもちゃんとした書類を提出できないと不合格になる。
大多数の日本の高校生は細々したことに気をられて根本的なことに気づかない。学費を全額自己負担できない者は合格できないということに思いが及ばないのだ。
最後が英語力だ、TOEFLiBT100を取れないとどうしようもないのである。日本の学校教育の英語をいくら頑張ったところでTOEFL100 は取れるようにはならない。呑気な日本の高校生は、そのことがわからない。親もそうだ。
なお、コロナ以前はSATが必須だったが最近はOptionalが多い。例えばHarvardがそうだ。「For the College Classes of 2027-2030, students may apply for admission without standardized test scores.」
即ち、アメリカのトップレベルの大学に入るには以下の条件が揃っていなければならないのである。
家庭が裕福である
高校の成績が良好である
高3の10月までにTOEFL iBT100を取ること
SATがOptionalの大学を選べば負担が減る
応募書類が完璧であること
応募先の大学の合格率が15%程度以上あること