日本人がアメリカの名門大学に応募する場合、合否の決定的要素は経済力だ。
その次が高校の成績である。
コロナをきっかけにアメリカの大学はSAT(ACT)を必須としない流れに突入していて、SATの重要性は急速に低下している
日本の大学の大多数はTimes Higher Educationの世界大学ランキングの801~1200位に過ぎない。多くの日本人が東大を凌ぐと信じて疑わない名門私立大学がアフリカ、アジアの発展途上国の大学よりランクが下だ。
中国、インドの富裕層は欧米の一流学に殺到しているが、日本の富裕層は、そうしない。日本の産業界から高い評価を受けている「日本の一流大学」に殺到している。教育の質が悪かろうが教員の質が悪かろうが、とりあえず「ちゃんとした会社に就職できさえすればなんでもいい」という考えから抜け出せないからである。