「隊長、龍村監督と会わせてくれませんか?」
見ることは愛情だと、かつてぼくは言ったけれど、
聞くことは敬いだ。
聞かれるだけで、相手はこころ開いていく。
聞いているものがいるだけで、相手はうれしいものだ。
「ボールのようなことば。」糸井重里
俺が最も影響を受けた映画。
今年75歳になった龍村仁監督は尊敬する友人でもある。
最近になって、リピーター隊員ななが俺の本、
推薦文が載っていてビックリして連絡がきた。
異境を吹く風が
内なる旅の扉を開く
中村隊長が誘う地球探検の旅は、地球とつながり、
人とつながり、自分とつながる旅である。
「地球交響曲ガイアシンフォニー」 監督 龍村 仁
龍村監督は、ずっと憧れの人だったという。
「隊長、龍村監督と会わせてくれませんか?」
監督をランチに誘うと、快諾してくれた。
1時間の予定が2時間にもなった。
最新作、第八番・撮影の苦労、星野道夫の死、
気持ちだったという。
また、一人の隊員の夢を叶えられた。
「地球交響曲」、これからも応援していきたい。
地球探検隊20周年の来年2016年、ガイアの上映会や
トークライブが主催できたらと考えている。
「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。
もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」
「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるか、
いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・。
その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」
『旅をする木』星野道夫より