「夢の力って、やっぱりすごい!」
「幸せな子」を育てるのではなく、
どんな境遇におかれても「幸せになれる子」
を育てたい。
を育てたい。
皇后陛下 美智子様
「隊長、大丈夫ですか?」
「無理しすぎてませんか?」
「よく寝てくださいね」
そんなメールがたくさん届いています。気遣いありがとう。
オレは大丈夫だし、無理はしていないから安心してください。ちょっと無茶はするけどね。無理をするのは嫌いなんだよ。
だって、「地球探検隊」
の旅に参加した隊員の声で、一番多いのが「無理しなくていいんだ」だから。
昨日、イベント「地球探検隊を知る夕べ」 をやったのも、無理をしたわけじゃない。正直「中止」もアタマをよぎったけど、楽しみにしてくれている参加者の中には遠方から訪ねてくる人もいたし、何よりの判断基準は、「オヤジが望むことって何かな」って自問自答した答えなんだよね。いつまでも悲観しているオレの姿なんて望んでないはず。明確な答えがあって行動していると、そこに「無理」はない。
昨日のイベントでは気持ちが高ぶって、大笑いしたり、涙ぐんだりしたけど、オレの伝えたいことは伝わったと思う。オレにはオレの役割がある。このブログを書いていることも、一つの役割をまっとうしているだけ。使命感や役割って思い込みでもいいと思う。
昨日のブログ も
「そういえば、最近、親と話してないな・・・会ってないな・・・」って気づいた読者が、親のことを考えたり、行動するきっかけになれば嬉しい。
しばらく留守にしていたのでメールもたくさん溜まっていた。そんな中、また、友人、香取さん のメールに目が留まった。
こんにちは!!
香取です。
お盆も最終日ですね。昨日亡き父の送り火を炊きながら、自分が今、五体満足で居て、病気もなく産んでくれたことに感謝をしていました。
そして今回は、篭池さんが僕にくれた本、「メイク・ア・ウィッシュの大野さん」 の一説を紹介します。まだ、読んでいない方は是非読んでください。
人って、涙を流すと心がリセットされて、優しくなれるんだと思います。この団体の存在は、東京ディズニーランド時代、イッツアスモールワールドで知りました。是非、多くの人にこのメイク・ア・ウィッシュ の存在を広めたいなぁって思います。
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『夢を見ること。そして、かなえること。』
どこまでも広がる青空のもと、天然芝のフィールドに響く登板を告げるアナウンス。満員の観客たちの歓声が、大きなスタジアムを包み込みます。
「夢をかなえるために海を越えてやってきた!」
日本からやってきた幼い男の子が目指すのは、メジャーリーグのピッチャーマウンド。瞬くんはいまから、始球式をおこなうのです。
「さあ、瞬くん、出番だよ!」
隣に立つ私が背中を押すと、瞬くんは足を踏み出しました。小さな背中に触れた手からも伝わる瞬くんの鼓動。私の胸もまた、瞬くんと同じように音を刻んでいました。離した手のひらにも、汗がびっしょり。
見守るのが私の役目なのに、まるで自分の出番がやってきたように心がはやります。一歩一歩遠ざかっていく、瞬くんの後ろ姿。それは、球場を取り囲むまばゆい光のなかへ溶けていきました。
瞬くんと、瞬くんのお父さん、お母さん、お兄ちゃんにお姉ちゃん、そして瞬くんの夢をかなえるお手伝いをする私の6人がここアメリカにやってきたのは、2日前のことでした。
「憧れの日本人メジャーリーガーに会いたい」という瞬くんの夢を実現するために。そして、メジャーリーグからのもうひとつのプレゼント、「メジャーリーグでの始球式」をおこなうために。
しかし、俊くんは出発前の成田空港から疲れていました。飛行機に搭乗するときもお父さんが瞬くんをおんぶし、機内では風邪薬を飲んでうとうとと眠り続けました。
〔体調、良くないのかな。長旅だけど、大丈夫だろうか…〕
心配だったのは、瞬くんにとってもはじめての海外旅行だからではありません。まだ、8歳ながら、瞬くんは難病と闘い、つらい治療を乗り越えたばかりだったからです。
そんな私の心配に、さらに追い打ちをかけることが起こりました。サンフランシスコの空港で乗り換える予定だった飛行機にチェックインできず、キャンセル待ちをすることになってしまったのです。
飛行機に乗れない!焦る私のかたわらにいる瞬くんは、ぐったりと重いまぶたのまま。一刻も早くホテルで休ませなくちゃいけないのに、どうしよう…。
「病気の子どもがいるんです。お願いします、この便に乗せてください!」
チェックインのカウンターで大声を張り上げている私を見て、言葉をかけてくださったのは、アメリカ人のご夫婦でした。
「子どもの夢をかなえるために、どうしてもこの便に乗らなきゃいけなくて…」
恐る恐る事情を説明すると、おふたりは
「もしかして『メイク・ア・ウィッシュ』ですか?」と声を揃えました。
「そうか、『メイク・ア・ウィッシュ』は日本にもあるんですね。 まさかそんなこととは…これは大変だ」
ご夫婦はそう言うと、キャンセル待ち番号の順番を譲ってくださったのです。おかげで、希望の便に乗れることになった私たち。その瞬間は、ご夫婦と思わず抱き合うぐらいに喜び合いました。
「すてきな夢をかなえてくださいね」
おふたりからあたたかい言葉までもらって、瞬くん一家と私は無事このスタジアムのある街に到着したのです。
始球式の前日、瞬くんの夢の舞台となるスタジアムを訪れました。スタジアムツアーにショッピングのあとは、前から3列目のスペシャルシートで試合を観戦。ファインプレーに歓喜し、歌って踊って野球を楽しむ空気はまさにメジャーリーグならでは。
でも、肝心の瞬くんはぼんやりとしたままで、3回あたりからは眠りに落ちてしまいました。
スタジアムまでの車中も寝たまま、食事も小さなお茶碗に入ったチャーハンのみ。ようやくたどり着いた球場なのに、カメラを向けても照れてお母さんの後ろに隠れてしまった―試合を観れば元気になるはずと思っていた私は、不安を隠せずにいました。
明日。明日こそは、きっと…。ブランケットに身をくるんで眠る瞬くんの姿に、私はそっと祈りをかけました。
そうして迎えた翌日。この日のためにつくられたユニフォームに着替えた瞬くんは、試合前のロッカールームに足を踏み入れました。その場所には、瞬くんが会いたくて会いたくてたまらなかった、憧れのヒーローが待っています。
普段恥ずかしがりやの瞬くんなのに、このときは目を輝かせて、大好きな選手にいろんなことを質問しました。
選手の大きな手に触れ、顔に触れ、笑いあい、写真を撮り、プレゼントをもらい…。夢の時間はまたたく間に過ぎていきました。
ずっと万全の体調とは言い難かった瞬くん。でも、ロッカールームから出てきた表情は、昨日までとはうって変わって、晴れやかさでいっぱいでした。それもそのはずです。なんといっても、ずっとテレビの前で応援してきた憧れの選手に、たくさんの元気をもらったのだから。
〔もう、大丈夫。瞬くんはもうひとつの夢を、立派にかなえてくれるはず〕
私は安心したものの、今度は緊張という小波が立ちはじめました。瞬くんの次なる舞台、それはマウンドの上です。
満員の球場に、8月の風にはためく星条旗、流れ出したおなじみのメロディー。国歌斉唱が終わっても、観客達は座席に腰を落としません。
リハーサルの時には「ねえ、カーブとかスライダーとか言うの?」と、お父さんに相談した瞬くん。お父さんは笑いながら答えました。「ストレートでいいよ」。その言葉のとおり、大きく振り上げた腕からくり出されたのは、まっすぐに、ゆるやかに放物線を描く白い球。
「GOOD JOB!」
瞬くんの勇姿に観客は沸き立ち、お母さんは涙を流しながら笑顔で見つめていました。
― マウンドからグラウンドの隅へ帰ってきた瞬くんがお父さんとお母さんににっこりと笑いかけたとき、私は思いました。
「夢の力って、やっぱりすごい!」。
だって、甘えん坊ではにかみやさんだった瞬くんは、まるで、別人のように堂々と自信に満ちて、ずっとずっと大きく見えたから…。
夢を見ること。そして、かなえること。そこには子どもたちを新しい世界へと誘い、羽ばたかせる力があるのです。
みなさんは子どものころの夢を覚えていますか?
(出展「メイク・ア・ウィッシュの大野さん」 著者:大野寿子 出版:メディアファクトリー)
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『人は幸せだから感謝をするのではない。
今あることに感謝をするから幸せになる。
愛の反対は無観心、無関心、無感心。
ありがとうの反対は、当たり前……。
だから、今日もありがとう!!』
香取です。
お盆も最終日ですね。昨日亡き父の送り火を炊きながら、自分が今、五体満足で居て、病気もなく産んでくれたことに感謝をしていました。
そして今回は、篭池さんが僕にくれた本、「メイク・ア・ウィッシュの大野さん」 の一説を紹介します。まだ、読んでいない方は是非読んでください。
人って、涙を流すと心がリセットされて、優しくなれるんだと思います。この団体の存在は、東京ディズニーランド時代、イッツアスモールワールドで知りました。是非、多くの人にこのメイク・ア・ウィッシュ の存在を広めたいなぁって思います。
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『夢を見ること。そして、かなえること。』
どこまでも広がる青空のもと、天然芝のフィールドに響く登板を告げるアナウンス。満員の観客たちの歓声が、大きなスタジアムを包み込みます。
「夢をかなえるために海を越えてやってきた!」
日本からやってきた幼い男の子が目指すのは、メジャーリーグのピッチャーマウンド。瞬くんはいまから、始球式をおこなうのです。
「さあ、瞬くん、出番だよ!」
隣に立つ私が背中を押すと、瞬くんは足を踏み出しました。小さな背中に触れた手からも伝わる瞬くんの鼓動。私の胸もまた、瞬くんと同じように音を刻んでいました。離した手のひらにも、汗がびっしょり。
見守るのが私の役目なのに、まるで自分の出番がやってきたように心がはやります。一歩一歩遠ざかっていく、瞬くんの後ろ姿。それは、球場を取り囲むまばゆい光のなかへ溶けていきました。
瞬くんと、瞬くんのお父さん、お母さん、お兄ちゃんにお姉ちゃん、そして瞬くんの夢をかなえるお手伝いをする私の6人がここアメリカにやってきたのは、2日前のことでした。
「憧れの日本人メジャーリーガーに会いたい」という瞬くんの夢を実現するために。そして、メジャーリーグからのもうひとつのプレゼント、「メジャーリーグでの始球式」をおこなうために。
しかし、俊くんは出発前の成田空港から疲れていました。飛行機に搭乗するときもお父さんが瞬くんをおんぶし、機内では風邪薬を飲んでうとうとと眠り続けました。
〔体調、良くないのかな。長旅だけど、大丈夫だろうか…〕
心配だったのは、瞬くんにとってもはじめての海外旅行だからではありません。まだ、8歳ながら、瞬くんは難病と闘い、つらい治療を乗り越えたばかりだったからです。
そんな私の心配に、さらに追い打ちをかけることが起こりました。サンフランシスコの空港で乗り換える予定だった飛行機にチェックインできず、キャンセル待ちをすることになってしまったのです。
飛行機に乗れない!焦る私のかたわらにいる瞬くんは、ぐったりと重いまぶたのまま。一刻も早くホテルで休ませなくちゃいけないのに、どうしよう…。
「病気の子どもがいるんです。お願いします、この便に乗せてください!」
チェックインのカウンターで大声を張り上げている私を見て、言葉をかけてくださったのは、アメリカ人のご夫婦でした。
「子どもの夢をかなえるために、どうしてもこの便に乗らなきゃいけなくて…」
恐る恐る事情を説明すると、おふたりは
「もしかして『メイク・ア・ウィッシュ』ですか?」と声を揃えました。
「そうか、『メイク・ア・ウィッシュ』は日本にもあるんですね。 まさかそんなこととは…これは大変だ」
ご夫婦はそう言うと、キャンセル待ち番号の順番を譲ってくださったのです。おかげで、希望の便に乗れることになった私たち。その瞬間は、ご夫婦と思わず抱き合うぐらいに喜び合いました。
「すてきな夢をかなえてくださいね」
おふたりからあたたかい言葉までもらって、瞬くん一家と私は無事このスタジアムのある街に到着したのです。
始球式の前日、瞬くんの夢の舞台となるスタジアムを訪れました。スタジアムツアーにショッピングのあとは、前から3列目のスペシャルシートで試合を観戦。ファインプレーに歓喜し、歌って踊って野球を楽しむ空気はまさにメジャーリーグならでは。
でも、肝心の瞬くんはぼんやりとしたままで、3回あたりからは眠りに落ちてしまいました。
スタジアムまでの車中も寝たまま、食事も小さなお茶碗に入ったチャーハンのみ。ようやくたどり着いた球場なのに、カメラを向けても照れてお母さんの後ろに隠れてしまった―試合を観れば元気になるはずと思っていた私は、不安を隠せずにいました。
明日。明日こそは、きっと…。ブランケットに身をくるんで眠る瞬くんの姿に、私はそっと祈りをかけました。
そうして迎えた翌日。この日のためにつくられたユニフォームに着替えた瞬くんは、試合前のロッカールームに足を踏み入れました。その場所には、瞬くんが会いたくて会いたくてたまらなかった、憧れのヒーローが待っています。
普段恥ずかしがりやの瞬くんなのに、このときは目を輝かせて、大好きな選手にいろんなことを質問しました。
選手の大きな手に触れ、顔に触れ、笑いあい、写真を撮り、プレゼントをもらい…。夢の時間はまたたく間に過ぎていきました。
ずっと万全の体調とは言い難かった瞬くん。でも、ロッカールームから出てきた表情は、昨日までとはうって変わって、晴れやかさでいっぱいでした。それもそのはずです。なんといっても、ずっとテレビの前で応援してきた憧れの選手に、たくさんの元気をもらったのだから。
〔もう、大丈夫。瞬くんはもうひとつの夢を、立派にかなえてくれるはず〕
私は安心したものの、今度は緊張という小波が立ちはじめました。瞬くんの次なる舞台、それはマウンドの上です。
満員の球場に、8月の風にはためく星条旗、流れ出したおなじみのメロディー。国歌斉唱が終わっても、観客達は座席に腰を落としません。
リハーサルの時には「ねえ、カーブとかスライダーとか言うの?」と、お父さんに相談した瞬くん。お父さんは笑いながら答えました。「ストレートでいいよ」。その言葉のとおり、大きく振り上げた腕からくり出されたのは、まっすぐに、ゆるやかに放物線を描く白い球。
「GOOD JOB!」
瞬くんの勇姿に観客は沸き立ち、お母さんは涙を流しながら笑顔で見つめていました。
― マウンドからグラウンドの隅へ帰ってきた瞬くんがお父さんとお母さんににっこりと笑いかけたとき、私は思いました。
「夢の力って、やっぱりすごい!」。
だって、甘えん坊ではにかみやさんだった瞬くんは、まるで、別人のように堂々と自信に満ちて、ずっとずっと大きく見えたから…。
夢を見ること。そして、かなえること。そこには子どもたちを新しい世界へと誘い、羽ばたかせる力があるのです。
みなさんは子どものころの夢を覚えていますか?
(出展「メイク・ア・ウィッシュの大野さん」 著者:大野寿子 出版:メディアファクトリー)
-----------------------------------
『人は幸せだから感謝をするのではない。
今あることに感謝をするから幸せになる。
愛の反対は無観心、無関心、無感心。
ありがとうの反対は、当たり前……。
だから、今日もありがとう!!』
Go for it!!
「行くしかねぇだろ!!」 香取 貴信
「行くしかねぇだろ!!」 香取 貴信