日本骨髄バンクの「提供ドナーへ助成を実施している地方自治体」によれば、2025年7月31日現在、全国で1,092の自治体が骨髄等を提供するドナーに助成をしていることが書かれており、それらの自治体のドナー助成に関する情報が出ているサイトにリンクが張られています。自治体の提供ドナーへの助成金に関する情報は、骨髄バンクに登録している方や登録しようと考えている方にとって非常に重要な情報であり、骨髄等を提供するために仕事を休んでも自分の住んでいる自治体では助成金が出るために、提供する方向で決心がつくこともあることが示されています(自治体によるドナー助成制度の意義について参照)。したがって、ドナー助成を実施しているすべての自治体の情報が正確に示されることが望ましいといえます。
しかし、以前は骨髄バンクの「提供ドナーへ助成を実施している地方自治体」による情報提供は正確になされていたと思うのですが、最近では、ドナー助成をする自治体に関する情報漏れが数多く存在しています。また、「提供ドナーへ助成を実施している地方自治体」に名前が出ている、中核市等の主要な自治体であっても、リンク先に行こうとするとリンク切れ等の理由で助成金の情報が出ているサイトに直リンクできないケース(山形市・宇都宮市・川越市・上尾市・荒川区・相模原市・富山市・大津市・八尾市・姫路市・加古川市・福山市:高松市・福岡市・久留米市など)も存在します。上に述べたような骨髄バンクの情報提供に関する現状は、ドナー登録されている方への正確な助成金の情報提供がなされない分だけ造血幹細胞移植が実現する可能性を低下させるものであり、骨髄バンクを通じての移植を待っている多くの患者の方や医療関係者の方にとって大きな問題があり、少しずつでも改善する必要があると思います。
今回、ブログを久々に更新するのですが、まず、現在「提供ドナーへ助成を実施している地方自治体」には名前が出ていない、提供ドナーへ助成を実施している市町村についてリンクします。
青森県
宮城県
福島県
茨城県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
長野県
岐阜県
三重県
兵庫県
奈良県
広島県
愛媛県
長﨑県
熊本県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
次に、人口が10万人以上と人口の多い市又は区であるのに、「提供ドナーへ助成を実施している地方自治体」のリンク先が出ていなかったり、リンク切れ等の理由で当該自治体の助成金の情報が出ているサイトにアクセスできない場合に、市の助成内容に関する情報が出ているリンク先を示しました。