長い間、このブログを更新していなかったところ、更新していなかった期間のアクセス解析によれば、症例数が少なく、診断と治療方法において大きな困難があるとされている急性混合性白血病(mixed-phenotype acute leukemia)に関して前に書いた記事(急性混合性白血病(混合表現型急性白血病)、MPALについて小児「混合性」急性白血病に対する治療戦略を示した最近の国際共同研究の報告)に相当な数のアクセスがあることを知りました。

 そこで、骨髄異形成症候群由来の悪性の急性骨髄性白血病を化学療法と骨髄バンクのドナー様の方からの骨髄移植によって一応克服し、5年以上も無事に生きている身として、急性混合性白血病と診断された方に少しでも何かのお役に立てればという思いから、まず、小児も含めた急性混合性白血病の診断と治療方法一般に関して書かれた最新の英語のレビュー論文にリンクします。

 

 Binsah S. George, Binoy Yohannan, Anneliese Gonzalez, Adan Rios, Mixed-Phenotype Acute Leukemia: Clinical Diagnosis and Therapeutic Strategies, Biomedicines, 2022, 10, 1974

 

 

 次に、小児の急性混合性白血病に特化した論文につき、約1年前に最近の診断と治療方法に関して概観した英語のレビュー論文が公表されているので、これにもリンクをしておきます。

 

 Sandeep Batra & Anthony John Ross, Pediatric Mixed-Phenotype Acute Leukemia: What's New?, Cancers, 2021, 13, 4658

 

 これらの英語によるレビュー論文について、すぐに和訳するということは無理ですが、しばらく後の時間のある時にでも、わかる範囲で要点だけでも示してみたいと思います。