■脱・研修屋!(3) 研修を越えた業務を見つけよう
そう考えると、人事/人材育成部門の出来ることは会社の中にたくさんあります。
できることを考えていくとワクワクしてきますよ!
予算が削られて研修が出来ない今こそ、新しいことに取り組める絶好のチャンスです!
ルーチンワークに辟易としているならなおさら、新しい領域に踏み出してみましょう。
「使える人事」になりましょう。
管理部門に甘んじることなく、現場と組んで業務に貢献していきましょう。
たとえば、以下のような事に取り組めないでしょうか。
・部署間のギャップ調整
そこから研修のネタが見つかるかも知れません。
・営業部門と一緒に営業ツールやノウハウ集を作る
・部門毎の小規模セミナーを現場と一緒に企画・実施する。いずれは全社へ横展開。
・エース人材へのインタビュー&発信
インタビューした記録を社内Webサイトや社内報、メールニュース、映像配信、音声配信。
・エース人材を囲むミニセミナー
研修というと誇示したくなるのが社員の常です。
ところが同僚からの「○○さんがあのプロジェクトでの話をしてくれるらしいけど来る?」というお誘いには乗りやすい。
であれば、共有すべき情報を持つ人を中心に据えて、そういう場を創ってしまいましょう。
あくまでも“研修とは違う”という色にしなければいけませんが。
・部門間呑みニケーションの企画
仕事はコミュニケーションが肝です。お酒はリラックスしたコミュニケーションを演出してくれます。
ですので、部門同志での交流の場をしかけることで、相互理解を促し、業務を促進するのです。
そこらへんの居酒屋でやってしまうと単なる飲み会になってしまいますので、社内の食堂や会議室他、集まれる場をうまく活用して、部門紹介、業務紹介、人の紹介、その他ちょっとしたコミュニケーションゲームなどを入れながら交流できる場を演出します。
組織の壁を取り払い、「同じ会社の仲間」感をもってもらうようにするのです。
・ゲリラ的勉強会
ノウハウは「出せ」といわれると出したがらないんですが、「教えて」と聞かれることには人はまんざらでもないんですよね。
この習性を利用して社内でゲリラ的に勉強会をします。
ポイントは「研修」という形をとらないこと。社内スペシャリストのノウハウ、成功談、失敗談などの面白い話が聞けるよ、というカジュアルなトーンで告知します。
ここであからさまに人事が全面に出て行くと警戒されるので、後方支援の位置をとりましょう。
勉強会には、人材育成の一環としてその集まりを認めてあげるよ、とお墨付きを与える程度にします。これで参加者にとっては業務範囲となり、残業代をつけてもいい時間となります。
加えて軽食程度の予算も出してあげると喜んでその場を作ってくれるでしょう。
その代わりに、内容は音声や映像にとらせてもらったり、別途簡単なレポートを上げてもらったりします。レポートは面倒なのでVTRを回すことを了承してくれる人も少なくないでしょう。
このVTRは、場合によっては別途活用させていただくことがあるよ、という了承を取り付けておきましょう。後でそれを社内配信して、他の人も見られるようにしておくこともできます。
もちろん配信内容は本人の確認を得てから。こういう場ではオフレコこそが面白かったりしますから。
・いろんな部署を渡り歩いて、情報共有ネタを探す
情報共有ネタはそのまま研修素材になります。それを情報をもっている本人に出してもらおうとすると、かしこまってしまい面白みが欠けてしまいます。
だから敢えて雑談の中から拾う。取材活動です。
これを何らかの方法で共有するのです。
ネタは社内にたくさん転がっているはずです。
つづく...