最近の多くの自動車は、iPhone を接続すると Apple CarPlay が使えます。
iPhone に保存した音楽やポッドキャストを再生したり、電話に応答したり、メールやLINEの読み上げができる他、カー・ナビゲーションにも使うことができます。以下、マップ (Maps)、Google Maps、Yahooカーナビのカー・ナビゲーションの比較です。
- マップ (Maps)
iPhone 標準の地図アプリです。CarPlay で使う際、最も地図表示が綺麗なアプリと思います。このアプリの最大の特徴は、何をしなくてもフェリーを使う経路が提案されるところでしょうか。
- Google Maps
Google の地図アプリです。CarPlay で使う際、最も交通情報（道路の混雑状況）が見やすいアプリと思います。基本、高速道路を使うか使わないかの経路しか提案されず、フェリーを使ったルートは、港を経由地に設定しないと出てきません。
- Yahooカーナビ
今の所、ソフトバンクの子会社であるヤフー（株）が気合を入れて開発・更新しているアプリです。このアプリの最大の特徴は、高速道路の経路を複数提案してくれるところ。下の写真のように、使える高速道路を全て使った経路から最小限しか使わない経路（東京湾アクアラインのみ使用）まで提案してくれます。ただし、フェリーを使った経路は何をしても出てこないし、起動が遅く、固まったり落ちたりするのは日常茶飯事です。
個人的な意見としては、（首都圏で目的地へ案内してもらうなら）最も便利なナビは Yahooカーナビと思います。Maps と Google Maps は、高速道路と有料道路を「使うか・使わないか」の設定しかありませんが、Yahooカーナビは様々な高速道路を使った経路を提案してくれます。そして、有料道路や高速道路の料金が表示されるのは Yahooカーナビだけです。
その代わり、地図をかなり拡大しないと道路交通情報が表示されないし、地図表示が雑で他の2アプリに比べると見劣りします。このため、目的地への案内が必要な時だけ Yahooカーナビ、それ以外の時は Google Maps を使っています。
なお、3アプリとも、事前に iPhone で経路を設定することができます。
- マップ (Maps)
- Google Maps
- Yahooカーナビ
経路によりますが、Yahooカーナビは CarPlay で使う時よりも多くの経路が提案されることがあります。
個人的なナビゲーション・アプリへの希望は、こんな感じ（↓）に、片側は進行方向への鳥瞰図、もう片方はノースアップ（北を上に表示）の地図が表示されることですが、スマホのアプリには無理ですかね？
【以下、マツダ車（NDロードスター）情報】
最近のマツダ車は、マツダコネクトを使って CarPlay を起動します（Applications → Apple CarPlay）。
タッチパネルに触れて直接操作できますが、個人的にはコマンダースイッチが好き。
単に画面が指紋で汚れるのがイヤということもありますが、iPod を長らく愛用していたので、クルクル回して真ん中を押すという iPod のような操作方法が分かりやすく、気に入っています。
なお、昔、「クルクルピッピッ」というソニー製の携帯電話がありましたが、あれはダメでした。選択の回転スイッチと決定の押しボタンを一つにした結果、選択時に微妙にズレて違うものが選ばれる。クルクル回して連絡先を選んだ結果、その上下にある違う人に電話するなんて日常茶飯事でした。