シネマトグラフの不親切な説明書。 -55ページ目

恐怖心の及ぼす力と申すものは

タイトルはドン・キホーテより抜粋でございます。


「恐怖心の及ぼす力と申すものは、あらゆる勘を狂わせ、

物事を全てありのままには見せないようにするものだからな」


と続きます。


相変わらず、右足が疼いてしょうがない。でも頑張る。


先日、手伝っている自主映画のテスト撮影をしてみる。

監督さんが自腹をきって購入した、秘密兵器と名づけた機材が不発…。あんま使えない。


問屋で買い込んだ小道具たちも…微妙な出来で不採用…即ゴミ化。


自主映画に限らず自分の作品に入ってしまったら、こういう絵になるはずだと勝手に判断してしまう。

これとこれを用意すれば、きっとこんな絵が出来上がるとイメージだけ先行してしまう…。


どうも映画って独特な覚醒作用の成分が脳から出てくるみたいで

色んな絵作りが可能と思ってしまうんです。


花火に囲まれたら綺麗だろうとか…(やけどなんて考えてません。)

屋上の柵を乗り越えたら、恐怖感が増す(落ちるなんて考えてません。)


そんなラリッた監督たちを引き戻す、冷静な人がスタッフには欲しいですね。邪魔と思う時もありますが。


昔、大学の時聴いた話だが。自主映画で。

暴走するバイカー達数十人が走ってくる絵が欲しくて

バイクにカメラマンが乗って、バイカー達の間を逆走した監督がいたらしい。


もちろん大事故に繋がり、撮影は中断したらしい。


でも気持ちはわかります。映画ってなんでも出来る気がするんです。ラリッちゃうんです。


まぁ、僕はゲリラ撮影でさえ怒られないか…ビクビクな臆病クリエイターですけど…みたいな。