久しぶりに新幹線に乗って出かけた。
新橋の駅の近くに、旧新橋駅(汐留)を復元したものがある。ここには、復元された旧新橋の駅舎があり、無料の資料館になっていた。資料の内容は、無料という事で、大宮の鉄道博物館等とは比らぶべくも無いが、興味深い資料が幾つかあった。鉄道に興味のない人でも、ちょっとした時間つぶしには良いと思う。
外には、レプリカの0キロポストとホームが、当時と同じ場所に復元されていた。出来たら、明治村にあるような蒸気機関車と客車を1両ずつ置いて、中を見学できるようにしたら・・・と思ったりもするが、何せ無料なのでこれ以上贅沢は言うまい。
また、ホームの脇を1Mくらい 掘り下げたところには、本物の旧新橋駅のホームがあった。自分が立っている下や、今はビルが建っている下にも、おそらくかつてのホームが眠っているのだろう。
かつて、新橋~横浜間に鉄道が開通した時、品川付近は陸軍の施設を避けるため、海の上に築堤を建設し、その上を線路を通したという。しかし、現在の品川駅付近は内陸のような雰囲気で、ビルに阻まれて海は見えない。かつで、ここが海の上だったなんて、想像もつかない。東京湾は、周り中から埋め立てられて、とても小さくなっているのだ。人間の力はすごいと思う。
でも、こんなに多くの土を一体どこから持ってきたのだろう。
かつて、両毛線が開通した時、盛土をして築堤を作る為に沿線の家から土を買った。そのため、土を売った家は、庭や畑にくぼみが出来て水がたまったので、そこに鯉を飼って売った。両毛線沿線には、鯉の養殖池が点在していたという。
山間部で、トンネルを掘った時に出た土が豊富にあるならともかく、平野部ではこのようにしてどこかから土を調達しないと、築堤でさえ建設できないと思う。ましてや、海を埋め立てるとなれば、ものすごい量の土が必要である。この土は一体どこから来たのだろう。今なら、地下鉄を掘った土とかありそうだが・・・。
いずれにしても人間の力はすごい。
でも、自然の地形を変えたり、海を狭くしたりする権利が、人間にはあるのだろうか?
そこに生息していた貝や魚達は、どうしたのだろうか?
鉄道や道路の工事や、建物の建設には、環境破壊が常に付きまとう。
避けられない事ではあるのだけれど、人間は常に謙虚でいなければならないと思う。