価格破壊という言葉は、消費者にとってはありがたい事ではある。
たとえばメガネは、かつて5~6万円するのは普通であった。みな、そういう価格設定だったから、仕方なく購入していた。しかし、ある時期からものすごい勢いで価格が下がり始め、買うたびに安くなった。
6万円→3万円→2万円→1万円→5千円・・・。
こんなに安く売れるのに、今までそんなにぼったくっていたの?
鉄道模型も、かつては定価販売が当たり前だった、消費税が導入されて、更に便乗値上げされた。それでも、消費者は我慢して買い続けた。
しかし、やがて量販店が安売りをするようになった。1割引→2割引→3割引・・・。
仕入れ値がいくらなのかは知らないけれど、こちらも、昔はどんだけ儲けていたんだ?と疑問に思うくらい、最近、安売りをしてくれる。
更に、通販が加わり、量販店でさえも厳しくなってきた。割引価格で売る上、家まで届けてくれる。しかも、夜に注文すれば、翌朝届くという便利な時代になった。週末に買いに行くより早いし、週末はゆっくり模型を楽しめる。
更に、オークションや中古販売の増加が加わった。よく見て選べば、定価の1/3程度で殆ど新品の様な物も手に入ることがある。おかげで、出費は相当抑えられるようになった。
しかし、生産業者にとって大丈夫なのだろうか?という心配がある。
消費者にとっては嬉しい価格破壊だが、業者にとっては、今まで上がっていた利益が上がらなくなるばかりか、全く売れなくなり赤字覚悟で売る事のなってしまったら・・・。
世の中、持ちつ持たれつである。
お互いに、無理のないような価格で取引したいと思う。