浅虫温泉のジム君 | 急行越前のブログ

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日々の生活で感じた事や趣味の事を書き綴っています。
不定期更新ですが、お時間があったらご笑覧ください。

私の大好きな車窓がある。


夜行列車に乗って青森に向かう時、おはよう放送に起こされて、眠い目をこすりながら急いで降り支度をする頃に停まる、浅虫温泉である。

青森行きの列車の最後の停車駅となるため、ぎりぎりまで寝ている人には、ゆっくり車窓など楽しんでいる余裕など無い。でも、私はいつも、例え時間が無くても、必ず、じっくりと、食い入るように見る。

車窓いっぱいに美しい陸奥湾が広がる、旅人の疲れを癒してくれる東北本線屈指の絶景スポットである。


いつも、北海道に渡る時や、東北を旅する時に、通ってはいたけれど一度も降りた事は無い。でも、浅虫水族館という看板が見えて、家族連れやカップルでにぎわいそうだなと思っていた。

ここには、老年のスーパースターがいるらしい。それはイルカのジムである。

彼は、なんと驚いた事に昭和61年からこの水族館で働いているという。私が、学生時代初めて、夜行列車と連絡船を乗り継いで北海道に渡ったのが昭和62年の事であるから、それより前から彼はそこで働いているのだ。つまり、私より仕事歴が長い、先輩という事になる。30年近く働いているという事になるだろう。

人間でも、これだけ長く同じところで働いているということはすごい事である。ましてや、イルカが30年近くも働いているとは、驚きの事実であった。

浅虫水族館は、決して派手なイメージは無い。葛西臨海公園や八景島シーパラダイス、鴨川シーワールドなどと比べれば、地方の地味な水族館であろう。しかし、そこにこんな素晴らしいスーパースターがいた。日本で最高齢のイルカがいた。私はとても感激した。

彼に勇気付けられた人も少なくないだろう。彼は、自分の身をもって我々に訴えかけ、励ましてくれている。素晴らしい、素敵な、最高のエンターティナーである。


素晴らしきかな、浅虫水族館。

驚くべきかな、イルカのジム君。

どちらも頑張って欲しい。