お年寄とは | 急行越前のブログ

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日々の生活で感じた事や趣味の事を書き綴っています。
不定期更新ですが、お時間があったらご笑覧ください。

私はローカル線の旅が好きである。


以前、青春18切符で普通列車に乗って、旅に出たときのことである。

篠ノ井線という、単線でスイッチバックの駅のある、風光明媚な路線である。日本の三大美峠の一つでもある。列車はゆっくりと勾配を登りつつ、右に左に身をくねらせる。眼下には善光寺平が広がる絶景スポットであった。

孫らしき子どもをつれた60代半ば位の方が、ロングシートで子どもを窓の方に向けて載せていた。私は、何気なく見ていた。その時、若い車掌が巡回してきた。、一旦は通り過ぎたが、戻ってきて言った。

「お客さん、靴を脱がせてもらえませんか?」私もふと気付いてみると、なんと子どもに靴を履かせたまま、座席の上に載せて窓の外を見させていたのだ。私は、驚くというより、呆れた。これが、定年過ぎたおじさんのやる事か?御高齢の方の中には、「今の若い者は・・」と嘆く方もいらっしゃるが、最近は「今のお年寄りは・・・」と嘆く場面にしばしば遭遇するようになった。

高齢者マークの車が、駐車場で駐車枠を全く無視して斜めに停まっていたり、一時停止など無視した運転をしたり、一方通行を逆行したり、交差点内や急カーブなど常識では考えられないところに駐車してしまっていたり・・・。

かつて「年寄り」とは、色々な経験をつんだ、知識の豊富な、役職的に上の、尊敬される存在だった筈である。それが、いつから年をとった人を指す様になってしまったのだろうか。


私は、今でも「お年寄り」とは、かつての「大老」の様に、みんなが尊敬する、知識や経験の豊富な、酸いも甘いも噛み分けた人を指す言葉だと思っているし、そうであると信じたい。

私は、昔の「年寄り」になれるよう、努力しよう。