春爛漫である。
しかし、暑い。夏並みの暑さである。5月はこんなに暑かっただろうか。
唐突だが、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」という曲がある。
私は、この曲は夏のイメージが強い。この曲は、非常に生き生きとした明るい旋律で、メンデルスゾーンらしい軽やかな曲である。イタリアというと太陽の国というイメージを持つが、まさにそんな感じの素晴らしい曲である。だからだろうか、私は真夏のイメージが強い。しかしながら、今年に関しては既に私の頭の中にメンデルスゾーンの交響曲第4番が流れている。
一方、メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」という曲がある。この曲は、私にとっては冬のイメージがある。冬の飄々としたスコットランドの風土が表現されている感じがする。この曲もとても素晴らしい。
なぜ、3番と4番でこうもイメージが違うのか。でも、その好対照こそが、私にとって非常に心地よいギャップである。
だから、夏は4番、冬は3番を聴く。心地よい空間が広がる。行った事も見た事もない、美しい自然のイメージが、頭の中いっぱいに広がる。
いつもの春なら、シューマンの「春」や「ライン」を聴いているのに・・・。
でも、今年は「イタリア」。
でも、いずれにしても、春爛漫である。