想い出の電気機関車が廃車になった事を知った。
新婚旅行で長崎に行った時、寝台特急「あかつき」に乗った。その時牽引していたED76-94が、廃車になってしまったようだ。当時、寝台特急「あかつき」も、まさか一年後に廃止になるとは夢にも思わなかった。「あかつき」や「さくら」が廃止になり、ED76の仕事もなくなってしまったのか。とても残念である。
私は、子どもの頃から関東で育ったので、周りは殆ど直流区間で、青い電気機関車しか見たことが無かった。九州に行って、赤い電気機関車を見たとき、すごく感動した。寝台特急のブルーの車体と、電気機関車の真っ赤な色が、鮮やかなコントラストを放ち、私の眼を釘付けにした。「この列車が、東京から長崎まで走ってくるんだ」と考えただけで、背筋がゾクゾクした。
残念ながら、もうその列車は無い。随分前に廃止になってしまった。それに伴って、電気機関車も余剰になり、廃車が進んでいるということだろうか。
形あるもの、いつかは壊れる。盛者必衰という言葉もある。いつまでも元気で走り続けてくれるわけではない。でも、想い出が少しずつ消えていくのは、とても寂しい物である。
せめて、どこかの公園か博物館に、保存することはできないのだろうか。
