鉄道遺産を生かそう | 急行越前のブログ

急行越前のブログ

日々の生活で感じた事や趣味の事を書き綴っています。
不定期更新ですが、お時間があったらご笑覧ください。



最近、鉄の道はレトロブームである。


蒸気機関車の復活運転は、まさにレトロな物への憧れだろう。

私は、蒸気機関車が全国に活躍していた頃の事を知らない。40代半ばの私がそうなのだから、多分40代より下の方たちはみなそうだろう。だから、何となく新しいアトラクションのような感じでSL列車に乗る。

客車も、旧型客車を使っているとなお良い。古い客車は独特の匂いがある。匂いも、レトロな雰囲気を出す為に重要な要素だ。最近の新型車両に乗ると、独特の匂いがする。新車の香りである。これはこれで良い。

しかし、レトロな物には長い時間を経て来た独特の貫禄がある。いぶし銀のような、渋い尊さである。

親の世代でさえ、蒸気機関車を知らないのだから、現代の子ども達にとってはまさに遊園地のアトラクションである。でも、彼らが嬉々としてSL列車に乗り込む様子を見ていると、古い物を捨て去ってしまっていた「古い時代」は過ぎ去り、古い物を大事にする「新しい時代」になったのかなと、少し安堵する。

イギリスには昔から保存鉄道という考え方がある。伝統の国、イギリスらしい古い物を大切にする文化である。日本も、2000年以上の歴史がある伝統の国なのだから、誇りをもって古い物を大切にしていきたい。

大井川鉄道のように、全線・全車が保存鉄道のような会社もある。昭和40年代に、保存鉄道という形に踏み切った社長の英断は素晴らしい。

旧山陰本線のように、観光鉄道として再生をかけている所があるのも素晴らしい。

でも、碓氷峠のように重要な鉄道遺産が埋もれつつあるところも多い。

観光資源として活用すれば、新しい資源になる。

今なら間に合う。でも、今でなければ間に合わない。


今こそ、過去の大事な遺産であり、観光資源である鉄道を、大事に守っていこう。

D51-498と旧型客車の編成 2012年4月 撮影
急行越前のブログ