紙面が真っ白!
昨日、東京証券取引所が終日売買停止となったが休場ではなく営業日扱いのためこうなっているのだと。

終日停止は1999年に取引がシステム化されてから初めてのことだと。システム障害によるもののようですが、資本市場を根幹である取引所での異常事態にバックアップ体制も機能しなかったとは恐ろしいことです。


コロナコロナと言っているうちに
今年も残すところ3ヶ月となりました。
暑かった日々も彼岸を過ぎて一気に過ごし易くなりました。

久々のネクタイでもたついた朝ではありましたが、心機一転しっかりと走り切りたいと思います。

日経新聞『私の履歴書』ではアートコーポレーション名誉会長寺田千代乃さんの話が続いています。

引っ越し業でありテレビCMの影響もありで身近な会社として興味深く読んでいます。

昨日はMBO(マネジメントバイアウト)の話でした。

 

かつて監査法人勤務時代にはIPO支援業にも関わっていたこともあり

会社、特に創業者にとってIPO(株式公開)がどんなものか分かる気がします。

 

投資回収、資金調達、事業承継などなど表向きの理由は多々あるでしょうが

根本的なところには達成欲求みたいなものがあるのではないかと思います。

その点についても履歴書で述べられています。

 

他方で上場後によく聞かれることが、上場維持コストの問題でしょう。

管理体制は整備されたが会社の活力、自由度が今一つといったようなもので

実際の費用と精神的なストレスといった物心両面でのコスト感です。

 

創業者にとっての想いを実現するための手段であったはずのIPO(上場)が

逆に妨げとなってくる危機感もあるようです。

 

上場会社(ユア・カンパニー)に成りきれなかったと言ってしまえばそれまでですが

会社経営としては上場も非上場もあって、どちらが正解ということではないです。

 

ただ、会社経営に関して、収益性、成長性、コンプライアンスといったことについて

厳しく求められるのが上場会社であるということなのでしょう。

 

その意味では、経営者としての大きなハードル、テストであるかもしれません。

これも上場した会社であるからこそ分かることかもしれませんが・・・・。

 

そして、非上場化を選択することも大きな戦略であります。

一般的には創業家により行われることになりますが金銭的な負担も大きいだけに

会社経営にかける想いの大きさは計り知れないものがあります。

 

創業経営者の生きざまはやはり濃いです、ドラマチックで面白いものですね。

 

 

菅新内閣が発足しました。支持率の高さが74%と安定感があります。

連日、菅新総理のヒトとなりについて苦労人だけでない

いろんな情報が紹介されています。

 

確かに、安倍前総理の比べると華がないとも言えますが

自民党という大組織で総裁となるわけですから

実力、経験、人間力等などなど複合力の賜物なのでしょうね。

 

紹介されている中で見習うべきだと思ったものがあります。

 

1、毎朝の日課として散歩と腹筋運動を行っていると。

  やはり身体が第一。身体にいいことを日々継続する習慣が大事です。

 

2、朝、昼、夜と政財界の関係者と会食をこなしていると。

  すべてのことは人を介して行われます。そのためにもしっかりと人に会うことが重要になります。

  その点、飲食を共にするということは距離感を縮めるうえで有効な行為になります。

 

3、自分の信念をしっかりと持っていること。

  現場の声に耳を傾けて何が当たり前なのかを見極めたうえで、大胆に実行することだと。

 

それぞれのことはけっして難しいことではありませんが、継続できるかどうかです。

愚直さが大事だと改めて感じています。  

 

 

 

 

リーダーシップというと組織との関係が重要になります。

大きいところでは一国のリーダーが挙げられますが、

身近のところでは企業のトップがすぐに思い浮かびます。

 

日本の会社数は約200万社以上あるようですがその中で上場企業は3700社程度。

残りは中小中堅企業ということになります。

 

そして、その多くの会社のトップが部下の人たちにもリーダーシップを求め

その実態に苦労しているようです。

 

会社は社長の器以上にはならない!と言われます。

確かに同じ業種の会社でも規模や成長性に差があります。

実際のいろんな会社の状況を見てみるとやはり、そうなんでしょうねーーー。

 

特に中小企業の場合、社長のエネルギー=会社のエネルギーが顕著になります。

会社運営は組織が大事だとは言え、根本的には社長の姿勢、態度、熱意、、、、、

といった社長個人のエネルギーに帰着するようです。

 

トップアスリートが出前指導するテレビ番組がありました。

小学生相手の練習指導中に『勝つ気持ちがあるのか!?』、『常に勝ちに執着する』といった

言葉が普通に出てくるところにトップアスリートたる所以を感じます。

 

また別の番組ではミュージシャンGAKUTOのストイックな私生活が紹介されていましたが、

彼が言った『トップの俺が頑張っている姿を示せないと誰もついてこない!』は芯を食っています。

 

結局、組織は一人のトップの熱量、情熱に引っ張られるもの。

リーダーに不可欠なのはこの情熱にかかっているんですね。