朧月は別枠の件 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

朧月

 

 無理して一鉢にまとめてある朧月。だいぶ前から露天栽培にしているのだが、これだけは他の露天栽培組とは扱いが異なっている。すなわち、①不意の降雨が予想される場合であっても、いちいち第二置き場に取り込んだりせず、ずっと出しっ放し。②他の多肉に灌水する時でも絶対に灌水しない。要するに、完全な露天放任栽培なのであり、給水はもっぱら雨水だけに頼っているのである。したがって、雨の時はずっと水浸しになる一方で、乾いた時でも全く水分補給はない、ということになる。それでどうなるかと観察していたのだが、元々丈夫な種類であることもあり、今のところ全然大丈夫である。岩石鉢に植えていることも多少は効果を発揮しているのかもしれないが、水分過剰で葉が落ちることもなければ、徒長することもなく葉はギッチリ詰まって育っている。色的にも、この品種らしい「健康的な顔色の悪さ(苦笑)」なので問題ない。

 

 ところで、問題はむしろ冬場だろう。このように葉が厚めのタイプは、低温の影響を受けやすい傾向があるからだ。それに、どっちみち現在の置き場所は冬場の日照条件が悪くなる。徒長させたくなければ、冬場は第二置き場に移動せざるを得ないだろう。