ディンテランタス近況 | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

 一瞬、暑さがやわらいたが、週の後半からまた暑くなるらしい。というわけで秋はまだのようだが、太陽高度は日々確実に低くなってきており、第二置き場などは午後1時を過ぎればもう日陰となる(嘆)。

 

 そんな中、幻玉(先日書いたようにあれこれ疑惑があるのだが、とりあえず幻玉としておく)に何かあるな、と思ってよく見てみると…。↓

 

幻玉

 

 これは花芽ではないか!(嬉) リトープスに先駆けて、ひっそりと花期を迎えていたのだ。ディンテランタスはリトープスよりもポーカーフェイスで生育状態がよく分からない多肉だが、暑い中でもちゃんと育って花芽を作っていたのである。

 

 ここで、「夏季休眠神話」を信じている人たちに改めて申し上げておきたい。この幻玉は今夏、一切遮光も断水もせず、酷暑期でも直射光をガンガン(本当に容赦なくガンガン)当て続けて週1~2回は(ただし夕方や夜間に)普通に灌水し、シリンジに至っては毎日おこなってきた。無論、うちの場合は岩石栽培+二重鉢+水上栽培という特殊な条件ではあるが、(特に夜間の)高温対策をしてやれば、むしろ有害ともいえる夏季休眠など、させる必要はないのではないか。少なくともうちの幻玉は、遮光や断水をしなくても腐死するどころか花芽をつけている。これは事実だ。

 

春桃玉

 

 さて、そのディンテランタスの片割れの方(笑)。同様に夏季休眠させずに育てているが、今のところ内側の葉が徐々に成長しているといった程度の変化である。この人の場合、水切れさせると外葉にシワが入ってくるので、「おやおや」と思って給水するとパツンパツンに戻る。なにしろ外葉は春先に脱皮してこんなに充実しているわけだから、これが更に脱皮するとも思えず、先行き不透明なこと極まりない。ある意味、体力面では幻玉よりも充実している印象なのだが、この人、花とかはどうするつもりなのだろう(謎)。