瑠璃晃
枯れ上がり(?)を気にしていた瑠璃晃だが、どうやら止まったようだ。サボテンなどの場合、茶膜などとも呼ばれるこの枯れ上がりは水分不足が主な原因であるようなのだが、この瑠璃晃の場合も鉢が小さめなこともあってそういう理由だったのだろうか。また、元々直射日光の当たる時間が短い第二置き場に置いてあってこうなったので、日焼けが原因だとしたら、このようにメセンなみに直射光が当たる露天栽培組に入れたら症状は悪化するはずである。
ちなみに、瑠璃晃に関する国内のネット上のほとんどの栽培マニュアルによれば、「強光線には弱い」とあるのだが、念のため自生地での状態を調べてみたら、こんな感じであった。↓
瑠璃晃の自生状態
一目で分かることだが、お世辞にも「半日陰の場所に生えている」などとはいえない状態である。先日書いたソフト系(?)ギムノやハオルチアその他とは違って周囲に雑草・雑木等の遮蔽物などない、カンカン照りの場所に生えている。土壌についても、雑草など生えることもできないような石と砂ばかりの乾燥地帯であると見受けられる。したがって、こういう多肉が水分不足で簡単に枯れ上がったり、僅かな直射光で日焼けしてしまうとは考えにくい。むしろ、水分過多を避けるのは当然のこととして、長時間の直射光栽培をこそ心がけるべきではないのか。なんだかそんな気がしてきた。