夏の課題の一つだった「丈高鉢の高温緩和策」を実行に移したのだが、こんな感じになった。↓
「なんだ、鉢に雑巾を巻いて輪ゴムで止めただけではないか」と思われるかもしれないが、その通りである(笑)。本当は高分子吸収体等のハイテク素材を駆使したものを構想していたのだが、結局、適当な材料が手に入らず、「要するに水分を含ませられるものならいいだろう」という安易な結論でこういう形に落ち着いた。この雑巾部分に水を含ませることにより、気化熱による冷却を図るのである。しかし、さすがに全ての丈高鉢にやるのは手間だし効果も未知数なので、冬季降雨地帯産でも要注意と思われる、青磁玉と繭形玉で試験運用することにした。薄手の雑巾なので、今回は比較実験も兼ねて、ご覧の通り青磁玉は二重に、繭形玉は一重にしてみた。
それをこんな感じで運用しているのだが、さすがに二重にした青磁玉の方は、一日中カンカン照りの日でも夕方まで湿っている(※もちろん、我が家の日照環境の関係もあるだろう)。これに対し、一重にした繭形玉の方は、日によっては夕方までに乾ききっていることがある、といった感じだ。実際にどれだけの冷却効果があるのかは分からないが、本格導入するのであれば、二重にした方が安心できる、ということだろう。材料が雑巾なら、万一コケが生えたりしてしまっても惜しくはない。とりあえず、この二つに関しては、これで夏越しの成績を見てみることにする。
ちなみに、水上栽培台の下がまだ藻で汚いのは、昨日書いた銅板導入よりも以前にこちらを実施したため、記事の内容が前後してしまったためである。