みなさん、今年もよろしく。今年はもう少し読者が増えてくれるといいんだが、参考になるかどうかも分からないヘンテコな栽培実験をしているブログだから仕方がないか…(苦笑)。
さて、実はちょっと見ていただきたいものがある。

例の、冬越しのために室内に取り込んで加温を始めたが、思うところあって途中から微量灌水を始めたアデニウムである。ご覧のように、正月を過ぎた今でもまだ葉が何枚か残っている(!)。以前説明したように、小動物用の底面ヒーターを下に敷いてあるだけで部屋自体は一切加温されていないのだが、このことにより、それでも水さえあれば葉は落ちないということが判明した。例年だと取り込み後に葉は全て落葉していたのだが、それは寒さのためではなくて完全断水したためだったのだ。今回も、最初のうちは完全断水してしまったためにここまで葉が減ってしまったわけだが、最初からずっと微量灌水をしていれば、この程度の加温設備でもほとんどの葉を温存できる可能性が見えてきた。冬の間も葉が残っていれば少しでも生育状態にプラスになるだろうし、植物自体の消耗も最小限で済むのではないだろうか。無事に温暖期を迎えるまでは、まだ冬の微量灌水の是非を見極めることはできないが、大丈夫そうなら来冬からは微量灌水で葉を残す方向でやってみる。(※以上はあくまでも「加温している場合」の話である。無加温・無暖房の室内に取り込んだアデニウムに灌水することはほぼ自殺行為であることを、念のため指摘しておく)