アルギロデルマ | 岩石翁の多肉ブログⅡ

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メセン栽培を主軸として、多肉植物の「岩石栽培」という新手法を実験中。その記録です。

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アルギロデルマの花芽

 アルギロデルマにも花芽が上がってきた。例年よりは少々早い感じか。実際の開花は、他のメセン類の花が全て終わった12月頃になるが、我が家では唯一の紫紅花メセンなので、年末の彩りとしていつも楽しみにしている。後述するように種名も分からないまま導入したので(どうせ黄花だろうと思っていた)、最初に紫紅色の花が咲いた時はビックリしたものだ。

 ついでにこれも、例の成長記録シリーズということで。
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導入時のアルギロデルマ

 このアルギロデルマは、27年の12月に紫勲と一緒に専門店で購入したのだが、(失礼ながら)いい加減な仕入れ状況だったらしく「ヒルマリー」(←属が違うだろ!)というあり得ない名札を挿されて売られていた。どう見てもアルギロデルマには違いないのだが、なにぶん似たり寄ったりの種類が多い属なので、未だに種名は分からない(苦笑)。毎年紫紅色の鮮やかな花を咲かせて機嫌良く育ってはいるが、元々分頭しにくいメセンなので、姿形的にはだんだん大きくなってドッシリしてきているといった感じ。導入当初は本体よりも蕾の方が目立つくらいだったのだが、去年あたりだとこんなふう↓に堂々とした体格になってきた。
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去年の開花状況

 ちなみに、アルギロデルマは身割れしやすいとよくいわれるが、不思議なことにこの株は一度も身割れを起こしたことがない。無論リトープスよりは控えめの灌水にしているのだが、時には彼らと一緒にジャブジャブ頭上灌水しても、である。もしかしたら、岩石栽培が身割れ防止に役立っているのかもしれない。ちなみに、その一方でリトープスの繭形玉や麗虹玉が身割れを起こしたりしているので、そちらの灌水もアルギロに合わせるべきということか…。いずれにしてもやはり、灌水にアバウトな面があるのはよろしくないと思われる(反省)。