ごきげんよう、萬勤誕(まんきんたん)です。
昨日の松山城の土砂崩れのニュースで、多くの方からご心配の連絡をいただきました。
まんきんたんの住んでいる家も、山すそにあるするため、雨量が増えると土砂崩れ等の不安はありますが、現在は特に被害はなくご心配におよびません。
本当にありがとうございました。
それよりも連絡が取れなくなっている方の安否が気になりますね。
土砂崩れのあった「緑町」は、大学が近く、県外からの学生が転入する町なので心配されているご家族らも多いと思います。
さて、もともと松山城というのは、盛土をした厳密にいうと「自然の山」ではないため、土砂崩れが多く、2018年の西日本豪雨の時は西側斜面で、1999年7の月には北側斜面で大規模な土砂崩れが発生しています。
今回起きたのは南側斜面でした。
対策が施されていない側で起きてますね。
実は、神社めぐりをしていて、松山城の災害に関して、気になることがあったのです。
それは、昨年12月に初めて知った南側の山すそに鎮座する「大杉神社」の存在。
「狐と狸の松山城 大杉神社」で書いたように、その昔、松山城初代城主・加藤嘉明のお叱りを受けた儒者(儒学を講じる人)が、長者が平(現松山城ロープウエイー山頂駅舎)のところで割腹自決したのです。
その後、災いが続いたため、そこに杉の木を植えて儒者の霊をお祀りしました。
この杉の木は昭和30年(1955年)、ロープウエイ設置に伴い伐採され、二代目は緑町に建立された「大杉神社」に新たに植栽されました。
記録写真が残っているブログ記事によると、2013年5月の時点で、杉の幹の大きさは95cmにまで成長していたようです。
ところが、作年末にまんきんたんが訪れた時は、なぜかこの杉の木が伐採されていたのです
初めて来た時は、このような「しめ縄」さえも張ってなく、むき出しの切り株でした。
一体、誰がどんな理由で伐ったのでしょうか。
その直後の4月から緑町では、火事をはじめ不幸な災害が続いています。
これは単なる偶然なのでしょうか?
三代目の杉の早期植栽、およびご祈祷が強く望まれます。
新しく建てられるマンション建設業者や住民の方にとっては、大きな木は邪魔なのかもしれませんが、
どうぞ緑豊かな「緑町」として繁栄しますように。